2016年11月11日

*妊活の為の生活習慣、適切なBMIと体脂肪を維持する①

こんにちは。院長の井上です。

立冬を過ぎてから、だいぶ寒さがましてきましたね。

今日は雨も降り、一段と寒く感じます。

 

さて、今回は、適切なBMIと体脂肪についてのお話です。

 

①適切なBMIと体脂肪より低い場合

赤ちゃんが宿る体は、太っていても痩せすぎていてもダメです。

妊活に理想的なBMIは18.525未満体脂肪は22%~27です。

 

女性の体脂肪率が17%を下回ると、約50%の人に月経が止まったり、月経不順(月経周期が40日以上になったり20日くらいになったり)などの月経障害が起こる可能性があります。

定期的に月経があったとしても生理痛やPMS(月経前症候群)が激しかったり、排卵障害(排卵しない)が起こったりします。これは不妊の大きな原因となります。

 

また妊娠することができても低体重児(出生時の体重が2500g未満)になりやすいということが分かっており、さらに低体重児は、将来「生活習慣病」にかかりやすいということが報告されています。
これは胎内で育つ過程で、母体からの栄養が充分でない為、「省エネモード」の遺伝子を持って生まれてくるからです。そして、排卵しにくくなるなど不妊の原因になることが最近の研究でわかっています。

 

BMIと体脂肪が下回っている方は、激しい筋力トレーニング(ダンベルや腕立て伏せなど)は止めて有酸素運動・ストレッチ・ヨガがお勧めです。BMIと体脂肪が低い方ほど、激しい筋肉運動をしたいと思っている方が多いのですが、激しい筋肉運動をすると体内に大量の活性酸素が発生し、体内の酸化が促進してしまいます。
活性酸素は卵巣や男性の精巣に悪影響を及ぼし、卵子や精巣の老化につながってしまいますので妊活中の方は激しい運動は控えて下さい。

 

次回は、BMIと体脂肪が高い場合をお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、2年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古来から受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

はり灸治療院 美潤院長 井上美生香

 

 

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