2017年05月27日

*妊活の為の食事療法 ~避けたい食材:白砂糖②~

こんにちは。院長の井上です。

 

前回は、白砂糖の実態についてお伝えしましたが、今回は白砂糖の恐怖についてお伝えします。48c0f4f7afea812d2b9e63fb80fcedae_s

 

 

白砂糖は前回お伝えしたように、とても身近な食材?で、避けようと思っていてもなかなか避けられないのが現状です。

 

だからこそ、白砂糖の実態を知っていただき、少しでも摂取を控えてもらえれば・・・と思い、今回は白砂糖の恐怖についてお伝えします。

 

 

現代人は昔と比べ、比較にならないほど大量の砂糖を摂取するようになっています。アメリカでは、1人1日当たり、大さじ1718杯(約160g)もの砂糖を摂取していると言われますが、こうした状況は、現在の日本においてもそのまま当てはまると言われています。

 

イギリスのジョン・ワトキンス博士は、「この世から白砂糖をなくしたら精神病はすべてなくなる」と断言しています。

 

 

白砂糖は、精製されているがゆえに血中に取り込まれるのがとても速く、血糖値が急激に上昇します。そのため、インスリンが大量に分泌され、低血糖を引き起こしやすくなります。

 

 

低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとして、アドレナリンが放出されます。アドレナリンは神経伝達物質の一つで、興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモンです。

 

アドレナリンが出過ぎると、思考力が減退し、集中力がなくなり、イライラしたり、短気でキレやすくなります。さらに、アドレナリンが体内で分解されてできるアドレナクロムという物質は、実は麻薬メスカリンの中の薬効成分と同じ物質なのです。

 

 

空腹なラットが砂糖を摂取すると、脳の側坐核というところにドーパミンが放出されます。このドーパミンによる快感が動機となり、砂糖摂取を反復することにより依存が生じます

 

快楽を感じた脳は、常に快楽を求め、甘いお菓子やアイス、飲み物を欲してしまうのです。

 

 

さらに、白砂糖は酸性食品なので、中和するためにはカラダのミネラル分(とくにカルシウム)を使う為、白砂糖を大量に摂取するとカルシウムやミネラルが失われ歯や体全体の骨がもろくなり、骨折しやすい状態となってしまい、骨粗鬆症の原因にもなります。


したがって、カルシウムが欠かせない授乳中のお母さんは、白砂糖で作られたであろう甘いお菓子や飲み物は、できるだけ避けたほうがよいです。

 

 

また妊婦さんが、白砂糖を大量に摂取することによって、子宮、卵巣の発育不良、子宮の収縮力減退、妊娠期間の延長、羊水過少症の発現、流産や早産のリスクが高まる、奇形の発生率が増大する可能性があるとも言われています。

 

もちろん、妊活中の方にも白砂糖は大敵です。白砂糖は絶縁体で熱を通さない性質であるため、子宮やカラダを冷やすクーラーの役目をしてしまい、冷え性や低体温の症状を悪化させてしまう可能性もあり、不妊症の原因となります。622747

 

 

妊娠しにくく悩んでいる女性にとって子宮が冷えるのは致命的です

 

 

これほどいろいろなリスクがある白砂糖ですが、砂糖を摂取しないということは現代の生活において、ほぼ不可能ですが、砂糖には体を温める作用のある「てんさい糖」があります。

 

てんさい糖に多く含まれるオリゴ糖は、ビフィズス菌を元気付け増やしてくれる強い味方でもあることから、「てんさい糖」はおなかに優しい砂糖ともいわれています。

 

砂糖の摂取量をすぐに減らすというのは難しいので、まず、自宅料理の砂糖を「てんさい糖」に変えてみることから始めてみてはどうでしょうか。

 

 

次回は、アルコールについてお伝えします。

 

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
はり灸治療院 美潤
住所:千葉県流山市南流山4‐1‐4
KSビル1階
TEL:04-7199-3734
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆