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はり灸治療院 美潤
*妊活の為の食事療法 ~避けたい飲食物:冷たい飲み物①~
こんにちは。院長の井上です。
前回は、カフェインが妊活に与える影響とその理由についてお伝えしましたが、今回は零度以下の冷たい飲食物(アイスクリームや氷入りの飲み物)についてお伝えします。
カラダが冷えていると妊娠率が下がることは、様々な団体や大学が発表しております。
これまでのブログでも「冷えは大敵!」とお伝えしてきた通り、冷たい飲み物や食べ物は、妊活中は禁忌になります。なぜ、冷えは妊活の大敵なのかを再度、具体的に説明します。
まず、妊娠するためには、卵子と精子が卵管で出会って受精し、子宮内で着床しなくてはいけないのですが、この卵子と精子、どちらかの状態がちょっと悪かっただけで、妊娠には至りません。
冷え症の女性は血流が悪い為、卵巣も冷えてしまいます。卵巣が冷えると卵胞に栄養を送れず、質の良い卵子が作れません。
また、女性のカラダは、いつ妊娠してもいいように、日々準備をしています。胎児を包み込むベッドの役割を果たす子宮内膜を徐々に厚くするために、血液を子宮内に溜め込み、そこから栄養を吸収しています。しかし妊娠に至らなかった場合は、血液が剥がれ落ち、月経となります。
その際、充分な血流が子宮内に流れ、子宮内膜が厚くなっている場合は、鮮血(きれいな血)で、月経量が多くなります。
しかし、冷え症の方は血行が悪く、血の巡りが良くないため、子宮内膜が充分に育たたず、月経不順(とくに遅れることが多い)だったり、黒っぽい塊がでたり、月経血が少なかったりします。
子宮内膜の状態が不充分だと、卵子と精子がうまく出会ったとしても、着床しにくくなってしまい、もし着床したとしても流産してしまう可能性が高まってしまいます。
このように、生殖機能を担う卵巣や子宮は、他の臓器に比べて「冷え」による影響を強く受けてしまいます。それはなぜかというと、カラダが冷えて血流が悪くなると、カラダは私たちが生きていく上で欠かせない臓器である心臓や腎臓や肝臓などに優先的に血液を回すようになるので、生命活動と直接関係のない卵巣や子宮が冷えてしまうということになってしまうのです。
したがって、妊活中は、零度以下の飲み物やアイスクリーム等の冷たい飲食物は、控えるようにするのが良いと思います。
次回は、零度以下の冷たい飲食物(アイスクリームや氷入りの飲み物)についての続きをお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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はり灸治療院 美潤
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