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はり灸治療院 美潤
夏から始める「素肌美人」~肌ダメージを軽減するメイク落とし①~
こんにちは。スタッフの西です。
前回は、スキンケアで大切なことをお伝えしましたが、今回からはその中でも重要な「肌ダメージを軽減するメイク落とし」についてお伝えします。
突然ですが、あなたは普段のメイク落としに何を使っていますか?
おそらく、大体の方が次の3つの方法を使ってメイクを落としているのではないでしょうか?
・一般的なクレンジング剤
・石けん
・合成海面活性剤を含まないオイルやコールドクリーム
これらのメイク落としで注意したいことを順番に見ていきましょう!
・メイク落としのポイントは?
メイク落としのポイントは、1.メイクを落とすこと 2.お肌への影響を最小限に抑えることです。
素肌美人を目指すなら、上記のポイントをふまえて自分の肌に合ったメイク落としを選ぶことが大切です。
少し考えてみましょう。最近の化粧品は、長時間でもくずれにくいよう工夫されていますね。さらに、カバー力・紫外線カット効果や密着感・発色の良さなどを売りにした商品が多く販売されています。
こういった化粧品は油性のものが多く、水やお湯だけの洗顔では落としきれません。そこで、油性のメイクに対し同じ油で浮かせて、洗い流せるようにしたものがクレンジング剤と呼ばれています。
・クレンジング剤の成分とは?
油性のメイクを浮かせるのは「油」ですが、油分と水を中和させるのが「界面活性剤」です。一般的なクレンジング剤には、この「油」と「界面活性剤」が含まれています。
界面活性剤は体に悪いとよく聞きますが、最近の落としにくいメイクを落とすには欠かせない成分といえます。
とはいえ、界面活性剤が多く含まれている製品と少ししか含まれていない製品だったら、なるべく少ないほうを選んだほうが肌に優しいですが、しっかりメイクの場合は、界面活性剤が多めのクレンジング剤じゃないと落とせません!
できれば、その日のメイクによってクレンジング剤を使い分けることをおススメします。
・クレンジング剤はどれを選ぶ?
クレンジング剤には様々な種類があります。それぞれの特徴を知って自分に合うものを選びましょう!
・ミルクタイプ
洗浄力 弱い(優しい)
水分量が多いので滑らか
肌ダメージ 小
・ジェルタイプ
洗浄力 弱い(優しい)
*注意 白濁した(乳化タイプ)は優しいが、透明タイプは「界面活性剤」が多いため肌負担が大
・クリームタイプ
洗浄力 中
油分と界面活性剤のバランスが良いものが多く、比較的肌への負担が少ない
・オイルタイプ
洗浄力 強
もっともメイクを落とす力が強い。油分・界面活性剤ともに多く含むため肌ダメージ大
乾燥もしやすい
・リキッドタイプ
洗浄力 強
油分が少なく、界面活性剤の量が多い
・ウォータータイプ
洗浄力 強
油分が少なく、界面活性剤の量が多い。コットンにしみこませてふき取るため、肌への刺激大
・ふき取りシートタイプ
界面活性剤が多い。ふき取りの摩擦で肌への刺激大
・クレンジング剤の長所
洗浄力の強いものは落ちにくいメイクも落としやすい。
水で洗い流せたり、ふき取るだけなど手軽で使いやすい
・クレンジング剤の短所
皮脂膜や角質層のセラミドなどの保湿成分を洗い流してしまう。
肌に優しいものはメイクが落ちにくい
ふき取りタイプは、摩擦による肌へのダメージがある
お肌の水分保持力は、角質層にある細胞間脂質(セラミドなど)が約80%、天然保湿因子が約18%、皮脂膜が2%を担っているといわれています。
メイクなどの油分を落とすクレンジングは、もっとも細胞間脂質や天然保湿因子、皮脂膜を流出させてしまう要因です。
これらを総合すると、しっかりメイクの時はオイルタイプや部分的にふき取りシートなど使い分け、それ以外はミルクタイプやクリームタイプなど肌へのダメージが少ないものにするなど使い分けするのがよいでしょう。
次回は、「肌ダメージを軽減するメイク落とし②」として、クレンジング剤の上手な使い方などをお届けします。
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