2017年09月22日

夏から始める「素肌美人」~朝の洗顔はどこまでするの?~

こんにちは。スタッフの西です。

 

前回は、メイクを落とさないまま寝てしまうとどうなるかという恐怖(?)をお伝えしました。

 

今回は、朝の洗顔にスポットを当てて考えてみましょう!

 

寝る前に、きちんとメイクも落とし、洗顔も保湿もバッチリ!という方、朝起きた時の洗顔はどうですか?

 

冷たい水で洗いますか?温かいお湯ですか?それともぬるま湯?

 

洗顔せっけんは使いますか?使わずに流すだけですか?

 

いろいろな方法で皆さん朝の洗顔も行っていますね。

 

ちなみに私は、夏は冷たい水で、そのほかの季節はぬるま湯だけで洗っています。

 

では、こういった洗い方や方法は正しいのでしょうか???

 
【朝の洗顔のポイント】

 

朝の洗顔のポイントは、洗顔料(石鹸など)が必要か?というところではないでしょうか。
最近、TVなどで「朝の洗顔はぬるま湯で洗い流すだけ」といった方法がよく紹介されていますが、すべての人がこの方法でいいかというと答えは×です。baf0269e4d922d604b86bd4f25894db1_s

 

 自分の肌質に合った方法で行うのが1番です!

 

人間は、誰でも寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれていますね。その汗が皮脂と混ざり合うと、皮脂膜となり肌を覆います。

 

皮脂膜は、肌を外的から守るバリア機能がありますが、年齢とともに皮脂が出にくくなると皮脂膜も少なくなります。

 

乾燥肌や敏感肌、皮脂の分泌が少ない方は、朝の洗顔で皮脂膜を石けんなどで洗い流してしまうと肌へのダメージが大きくなりますので注意が必要です。

 

TVで紹介されているように「ぬるま湯」だけでさあ~っと洗い流して、皮脂膜を少し残すイメージだと洗顔後つっぱらずにすぐにメイクに入れます。

 

寝ている間も、皮脂は分泌され続けていますが、この量が多い方は、朝の洗顔に石けんなど使用したほうが肌荒れなどのダメージを軽減できます。

 

実は、皮脂は、トリグリセライド(約60%)、ワックスエステル(約25%)、スクアレン(約12%)などの成分で構成されています。

 

このうちトリグリセライドの一部は皮膚表面にいる常在菌の働きで分解され、ワックスエステルの一部とともに、皮膚に様々なダメージを与える

 

「変性皮脂」に変化します。

 

この「変性皮脂」は皮膚に様々なダメージを与えますが、主なものは

 

・肌荒れ

 ・吹き出物

 ・毛穴の開き

 ・肌のバリア機能低下

 ・乾燥肌・敏感肌

 

などがあります。

 

「変性皮脂」は、水だけで洗うとすべて落としきれず肌に残ります。そのままメイクをしてしまうと、化粧ノリが悪かったり、毛穴の開きがひどくなったりします。

なので、洗い流す水の温度も注意が必要です。だいたい「ぬるま湯30℃~35℃」ぐらいがいいとされています。それ以上熱いお湯だと、乾燥しやすくなりますので注意してください。
洗顔に使う石けんは、合成界面活性剤不使用のものや洗浄力の弱いものがいいといわれています。

 

朝と夜で洗顔に使う石けんを変える方もいると思いますが、朝は寝ている間の皮脂汚れやほこりなどを落とせればいいので、洗浄力は弱めの方がいいでしょう。
皆さんもぜひ、朝と夜の洗顔を変えて素肌美人目指してくださいね。
次回は、洗顔に使っている人必見の「市販の石けんと手作り石けんの違い」をお伝えします。

 

 

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