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はり灸治療院 美潤
*妊活の為の食事療法 ~避けたい食材:トランス脂肪酸①~
前回は、妊活中にできるだけ避けたい飲食物をお伝えしましたが、今回からはなぜ避けた方がよいのか、その理由をお伝えしていきます。今回はトランス脂肪酸の恐怖についてです。
トランス脂肪酸とは、常温で液体の植物油に水素添加を行い、脂肪の分子構造に変化を起こして油を固めたもの(マーガリンやショートニングなど)で、植物油から人工的に作られた固形油脂をいいます。マーガリンやショートニングは元々、バターやラードの代用品として開発されました。その変化した構造はプラスチックと非常に似ており、プラスチックを食べることと大差はなく「食べるプラスチック」などと呼ばれたりもしています。
トランス脂肪酸は、善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増加させることで、食べ続けると動脈硬化や心臓疾患の原因になるといわれている他、老化現象が早まるや不妊症、また癌の原因と言われている活性酸素を体内でたくさん発生させると言われています。
WHO(世界保健機関)では、2003年に「トランス脂肪酸」の摂取量を1日の摂取エネルギーの1%未満(約2g)にするべきであると勧告しています。
アメリカにおいては、肥満や心臓病、動脈硬化等、「トランス脂肪酸」による影響が大きな原因といわれる病気が増加したことが問題となり、2018年の6月までに、アメリカ政府はトランス脂肪酸を食品添加物から全廃することを決定し、発表しました。また、アメリカだけでなく、カナダ、ブラジル、ウルグアイ、チリ、アルゼンチン等の北アメリカ諸国や南アメリカ諸国、さらに、韓国、台湾、香港などのアジア諸国も「トランス脂肪酸」の含有に関する表示義務があるのですが、日本においては「トランス脂肪酸」を多く含んだ食品に関する規制も、表示義務もないのが現状です。
ですから自分の身は自分で守らないといけないということです。
健康に生きるために、トランス脂肪酸は摂らないように心掛けたいものですが、妊活中の方には特にトランス脂肪酸を避けて欲しい理由があります。
「トランス脂肪酸」の過剰摂取によって、子宮内膜症の発症リスクを高めたり、排卵に悪影響を与えるということは、ハーバード大学の研究チームによって既に報告されています。
また、「トランス脂肪酸」の摂取量の多さが、男性の精子濃度の低さと関係があるということも分かっており、さらに、妊娠した後も、脂質が細胞膜を作るので、トランス脂肪酸を多く摂取しているとお腹の中の赤ちゃんの成長に影響が出たり、出産した赤ちゃんに、アトピー症状や免疫力低下など様々な影響を与えてしまうということも懸念されています。
妊活中や妊娠中はとにかく、トランス脂肪酸を摂らないように努力して下さい。
次回は、トランス脂肪酸はどんな食品に入っているのかについてお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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はり灸治療院 美潤
住所:千葉県流山市南流山4‐1‐4
KSビル1階
TEL:04-7199-3734
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*妊活の為の食事療法 ~妊活中にできるだけ避けたい飲食物~
こんにちは。院長の井上です。
前回までは、妊活中、カラダに良い飲食物をお伝えしてきましたが、今回からは、妊活中にできるだけ避けたい(絶対に避けて欲しい)飲食物をお伝えしていきます。
妊活中はできるだけ食べないように意識して欲しい飲食物は以下の通りです。
①トランス脂肪酸(マーガリンやショートニングが含まれたパンやスィーツ)
②カロリーゼロの飲み物、食べ物(人工甘味料が入った飲食物)
③自販機の甘い飲み物(コーラや缶コーヒー、炭酸ジュースなど)
④白砂糖で作られるスィーツ系などの甘いお菓子や菓子パン
⑤アルコール(食事中や食前・食後の飲酒すべて)
⑥塩分が濃い食べ物(酒の肴など)
⑦カフェインが多い飲み物(コーヒーや濃い緑茶)
⑧零度以下の冷たい飲食物(アイスクリームや氷入りの飲み物)
次回からは、上記の飲食物について、避けて欲しい理由を次回以降、お伝えしていきます。
次回は、トランス脂肪酸の恐怖についてお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・ルイボスティー~
こんにちは。院長の井上です。
いつの間にか、だいぶ日が長くなりましたね。桜も咲き、暖かい日も増えて春だな~と感じる今日この頃です。
さて、前回は、人参についてお伝えしましたが、今回はルイボスティーについてです。
ルイボスはマメ科に属する植物で、原産国は南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈(シデールベルフ山脈)一帯にのみ育っている珍しい植物で、この山脈一帯以外では育つことが出来ないらしく、とても珍しい貴重な植物です。
ルイボスティーはルイボスの針葉樹のようなトゲトゲした葉っぱを乾燥させて発酵させて作られます。
ルイボスティーに含まれるポリフェノールは体内の活性酸素を除去して老化を食い止める働きがあり、卵子の老化防止にも役立ちます。
さらに、ルイボスティーには生殖器官の発達や生殖能力の維持に欠かせない亜鉛・カリウム・マンガンといったミネラル成分がたっぷり入っています。
これらのミネラルには、体内でエネルギーを発生させて体温を上昇させる効果や、リンパや血のめぐりをスムーズにさせて、冷えを改善し、老廃物や余分な水分を排出するデトックス効果があります。
ルイボスのお茶を愛飲している人からは「冷え症が改善して、ポカポカするようになった!」や「足のむくみが気にならなくなり、身体が楽になった!」という声を聞きます。
また亜鉛には、黄体形成ホルモンの分泌を活性化させる効果があり、厚みのあるフカフカの子宮内膜を作ってくれる効果があります。
さらにルイボスティーに含まれるイソビテキシンとノトファギンなどの成分は、エストロゲンと同じような効果があると言われており、まさにルイボスティーは妊活にうってつけの飲み物です。
前述したように、ルイボスティーは妊娠しにくい体質から妊娠しやすい体質へ体質改善してくれる効果が満載のお茶ですが、飲み方によって効果の度合いが変わって来ますので、ルイボスティーの効果を最大限に引き出す飲み方をお伝えします。
まず、オーガニックのルイボスティーを用意します。
1リットルの水にルイボスティー茶葉10g~15gを入れ20分間煮出し、濃いルイボスティーを作ります。出来上がったら冷めるまで待ち、冷やさずにホットか、そのまま常温で飲んで下さい。濃いルイボスティーは多少の渋みはありますが、慣れれば逆に美味しく感じます。
昼間仕事をされている方は、マイ水筒に入れ持ち歩いても良いですね。毎日、1リットル以上飲んでください。3ヶ月くらいで効果が実感できると思います。
ノンカフェインなので妊活中の方でも安心して飲むことができます。
卵子だけではなく、精子の質も上げる働きがあるのでパートナーと一緒に飲むのも良いですね。
次回は、妊活中、なるべく避けて欲しい食材についてお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・人参~
こんにちは。院長の井上です。
新年度も始まり、だんだんと暖かい日が増えてきましたね。桜も見ごろを迎えていますが、今日はスッキリしないお天気で残念です。
さて、前回は、コエンザイムQ10についてお伝えしましたが、今回は人参についてです。
妊活中の方にぜひ積極的に食べて欲しい野菜である人参についてお伝えします。
人参には特にβ-カロテンが豊富です。β-カロテンは抗酸化作用が高いので、卵子の老化を阻止する効果があります。さらに細菌に対して免疫力を高める効果が高く、血圧を下げ、血を増やす効果があります。
東洋医学的にも、五臓を温め、免疫力を高める食材として、食べる薬と言われ、昔から重宝されてきました。免疫力を上げることで、風邪の予防、血圧安定、貧血予防、冷え体質改善、乾燥肌、便秘改善、むくみ防止、美肌効果などなど、たくさんの薬効があるとされ、薬膳料理にも欠かせない食材のひとつです。
人参の食べ方ですが、生で食べるより、油と一緒に摂取した方がβ-カロテンの吸収が高まります。β-カロテンはとくに皮に多く含まれるので、よく洗って皮ごと油で調理すると効率的です。
人参は、どんな種類の炒め物に加えても、味を損ねることなく美味しく頂ける食材ですので、常備野菜として便利ですね。
あともう1つ、最近、妊活中の方々に今人気の「人参りんごジュース」をご紹介します。
別名「妊娠ジュース」と言われているジュースです。
ジュースなので生になりますが、生の野菜や果物には食物酵素である消化酵素やビタミン群、ミネラルが豊富に含まれています。もちろん抗酸化作用も期待できます。
ただ、生の人参には、ビタミンCを破壊する酵素もありますので、人参、りんごの他、グレープフルーツやレモンを加えて下さい。ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えることができます。生の果物を毎回入れるのは大変なので、グレープフルーツやレモンのエキスを加えてもよいと思います。
人参りんごジュースは、空腹時に飲むと消化酵素が働き、食事の消化を助けてくれます。なので、朝食の前に飲むか、夕方の小腹が空いた時間に飲むのが効果的です。
人参をサラダとして食べる場合は、油や酢が入ったドレッシングをかけて食べることで、ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えられます。ぜひお試し下さい。
次回は、ルイボスティーについてお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・コエンザイムQ10~
こんにちは。院長の井上です。
今日から4月ですね。4月1日といえば、「エイプリルフール」ですが、当ブログの内容は本当のことですのでご安心くださいね。
さて、前回は、ミトコンドリアについてお伝えしましたが、今回はコエンザイムQ10についてです。
コエンザイムQ10とは、肉類や魚介類などに含まれている脂溶性の物質です。
コエンザイムQ10が妊活中に摂取する栄養素として理想的な理由は、高い抗酸化作用があることと、ミトコンドリアがエネルギーを作るために欠かせない栄養素であることの2点です。
まず女性にとって不妊の原因になってしまうのが「卵子の老化」です。女性は年齢を重ねるごとに余分な活性酸素が増えて、その酸化ストレスによって卵母細胞(卵子の基になる細胞)の遺伝子が傷つけられてしまい、卵子の老化に繋がります。
この卵子の老化を防ぐためには、コエンザイムQ10に多く含まれる抗酸化作用のある栄養素を摂り入れることが大事です。高い抗酸化作用の効果で、卵子の老化を防いでくれることが期待できます。
さらにコエンザイムQ10には、卵子の老化を防いでくれるだけではなく、卵子の成熟を促進してくれる働きも持っています。
卵子は卵母細胞を卵巣で成熟させることで成長していくのですが、この卵巣の機能に深く関わっているのがミトコンドリアです。(前回のブログを参照)
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアがエネルギーを作るのを助ける栄養素なので、積極的に摂り入れることで卵子の成熟を促してくれるのです。実際にコエンザイムQ10を摂取することで、高齢女性(不妊女性)の成熟卵が増えたという検証結果も確認されています。
最近ではクリニック等でも、不妊治療の一環としてコエンザイムQ10を利用するところが増えてきているようです。
コエンザイムQ10が持つ高い抗酸力は、精子の質を良くする効果があります。さらにミトコンドリアの働きをサポートすることで、精子の運動率が上がることもわかっています。
実際に海外で行われた実験では、1日200mgのコエンザイムQ10を摂取したところ、精子の運動能力が改善されたという研究結果もあります。今のところ過剰摂取による健康被害は確認されていませんが、国内での上限摂取量の基準は300mgとなっています。
コエンザイムQ10は、レバー、イワシ、ブロッコリー、ほうれん草、アーモンド、牛乳などにも含まれていますが、量的にはそれほど多くありません。さらにそのまま摂り入れた場合、吸収率は10%程度しかないといわれています。
食材から摂取する場合は、ビタミンCやビタミンEと一緒に摂り入れるとお互いが連携して効果を発揮することができるとされています。
このブログでは、できるだけ自然のもの(食材など)を提案していますが、コエンザイムQ10を効率的に摂取したい方には、吸収しやすいように工夫されているサプリメントをお勧めします。
コエンザイムQ10のサプリメントは、「還元型」と「酸化型」あります。「還元型」と記載されているサプリは、体内で変換する必要がないので吸収率がアップすることで知られています。逆に「酸化型」のサプリは、体内で還元型に変換して活用されるので、無駄が多く効果を実感しにくいかもしれません。
コエンザイムQ10のサプリメントを購入するときは、成分量や料金で決めるのではなく、吸収率が高い「還元型」のサプリを選ぶことをお勧めします。
次回は、人参についてお伝えします。
※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。
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