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はり灸治療院 美潤
妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅲ
前回からの続きです。
前回までに、積極的に食べて欲しい食材の【理由と食べ方】について、
【➀納豆】【②お肉】【③きのこ類】をお伝えしました。
今回は、④野菜⑤果物についてお伝えします。
④色の濃い野菜(特に人参)
色の濃い野菜は、緑黄色野菜のことで、人参・ほうれん草・ブロッコリー・かぼちゃなど、ビタミンAの材料であるカロテンを多く含む野菜を指します。
カロテンの他、ビタミンB郡や食物繊維も豊富で、不足すると免疫力が低下、疲れやすい、イライラしやすいなどが起こります。
緑黄色野菜の中でも、妊活中の方にぜひ積極的に食べて欲しい野菜は人参です。
人参には特にカロテンが豊富で、細菌に対して免疫力を高める効果が高く、血圧を下げ、血を増やす効果があります。
東洋医学的にも、五臓を温め、免疫力を高める食材として、食べる薬として昔から重宝されてきました。
人参は生で食べるより、油と一緒に摂取した方がカロテンの吸収が高まります。カロテンはとくに皮に多く含まれるので、よく洗って皮ごと油で調理すると効率的です。
生の人参には、ビタミンCを破壊する酵素があります。
生の人参をサラダやジュースにする場合は、油や酢が入ったドレッシングをかけたり、グレープフルーツやレモンのエキスをジュースに混ぜて飲みましょう!ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えます。
野菜は、生野菜と加熱料理をバランスよく食べて下さい。
生野菜は身体を冷やすと言われていますが、冷蔵庫からすぐ食べるのではなく、常温に戻してから、または50度くらいのお湯でサッと洗ってから食べれば身体を冷やしません。
生野菜を食べる効果については、果物のところで説明します。
野菜は、緑黄色野菜に限らず、大根やレタスなどの色の薄い野菜にも、それぞれビタミン類やミネラル、以下に説明する消化酵素をたくさん含んでいます。たくさんの種類をバランスよく食べましょう。
⑤果物
果物は身体が冷える、果糖が多いので太る、と思って食べるのを控えている方も多いと思いますが、果物にはビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、カリウム、食物繊維が豊富です。
中でも食物酵素である、消化を促進する消化酵素を多量に含んでいます。(←ここが重要です!)
消化酵素は、様々な食材に含まれていますが、70度以上の熱で破壊されてゼロになってしまうので、生野菜や果物、海藻類から摂取する必要があるのです。
その他、発酵食品にも豊富に含まれていますので、①納豆の他、味噌、漬物、キムチ、黒酢などは加熱しないで積極的に食べて欲しい食材です。
消化酵素を多く含む、生野菜、果物、発酵食品などは、お腹が空いた状態で食べた方が効果が発揮されるので、食事で食べる場合はできるだけ他の料理よりも先に食べることを心掛けて下さい。
また果物は、デザートとして食べることが多いと思いますが、消化酵素として発揮するためには、デザートより、朝食やお腹が空いた時に間食として食べると良いと思います。
注意点としては、
*なるべく新鮮なものを食べる
*常温で食べる:身体を冷やさない為
*食べ過ぎない(毎日みかんなら1個くらい)
を心がけてください。
何度もお伝えしていますが、体に良いからといってそれだけ食べるのではなく、バランスよく色々な食材を摂取するようにしてください。
そして、その生活を続けることが大事です。
無理なく、無駄なく健康生活を始めましょう!
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はり灸治療院 美潤
住所:千葉県流山市南流山4‐1‐4
KSビル1階(旧シゲビル1号室)
TEL:04-7199-3734
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妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅱ
~前回からの続きです。~
前回は積極的に食べて欲しい食材の【理由と食べ方】の中から【➀納豆】についてお伝えしましたが、今回は②お肉③きのこについてお伝えしていきます。
②脂が少ないお肉(赤身のお肉や鶏肉)または魚
これらは良質なタンパク質ですが、良質なタンパク質は、筋肉や臓器の構成成分として重要です。
また様々なホルモンの原料ともなっています。
さらに、タンパク質は血の源です。貧血の方、冷え性の方、妊活の方には積極的に食べて欲しい食材です。
とくに赤身肉には良質なタンパク質の他、鉄分・Lカルニチン(脂肪燃焼細胞)などが豊富に含まれ、さらに低カロリーです。
数多くのタンパク質の中でも、血の素には赤身肉が1番有効と言われています。
冷え性の方や妊活中の方は体内の血を増やす必要がありますので、積極的に食べて欲しい食材なのです。
脂の乗ったお肉は柔らかくて美味しいですが、脂身は血の素にはならず、高カロリーです。
さらに脂身の多い肉は、消化に時間がかかり、体内を温めるエネルギーを消化の為に大量消耗してしまうので、冷え性や妊活中の方にはあまり向きません。
赤身肉が好きじゃない方は、鶏肉のささみ肉も筋肉や血の素になる良質なタンパク質です。お肉嫌いの方にも食べやすい食材だと思います。
お魚は、良質なタンパク質が豊富な上、亜鉛とオメガ3を豊富に含みます。これらは、生殖機能の働きを高める効果があります。
また、良質なタンパク質が血や筋肉の源になるには、きのこ類や野菜、海藻類などに豊富に含まれるビタミン類やミネラルが必須です。
タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂取することで、体内エネルギーを増やし、冷え性を改善しましょう(^^)d
③きのこ類
ボリューム満点な料理にしても、低カロリーなきのこ類には、ミネラルやビタミンDなどの栄養分がたっぷりと含まれています。
ミネラルは微量でも骨や体をつくり体の調子を整え、感情をコントロールする効果や疲労回復にも役立つ大事な成分です。
ビタミンDは筋肉を活性化したり、カルシウムの吸収を助け、肥満予防、ガン予防、骨粗しょう症予防効果があります。
妊活中には積極的に摂取したい栄養素です。
効果的な調理方法は、加熱を短時間にすると有効成分が摂りやすく、香りや歯ごたえが残り美味しく食べられます。
前回もお話しましたが、これらの食材だけ食べるのではなく、バランスよく摂ることでそれぞれの素材が持っている効果を最大限に発揮させることができます。
現代では、調理法などはネットですぐに検索することもできますので、是非これらの食材を使ったバランスの良い食事を目指してください!!
次回は、④野菜⑤果物についてお伝えします。
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妊活と冷え体質改善の食事療法③
不妊治療について
その6 不妊の意外な原因とその対策
~栄養学的食事療法~
前回は、積極的に、できたら毎日食べて欲しい食材と、なるべく食べるのを避けて欲しい食材があるとお伝えしました。
今回は積極的に食べて欲しい食材の【理由と食べ方】についてお伝えします。
①納豆
納豆は大豆を発酵させて作られている良質な植物性タンパク質であり、発酵食品です。
発酵することにより、微生物の働きが加わり、大豆だけ食べるよりも栄養価が高まります。
納豆には、ナットウキナーゼ、ビタミンB郡、納豆レシチン、イソフラボン、大豆サポニン、カリウム、トリプトファンなど、たくさんの栄養がギッシリ詰まってます。
これらの効果をひとつひとつあげたらキリがありませんので簡潔に効果を上げると、
1.腸の調子を整え便秘や下痢の改善
2.美肌効果
3.疲労回復
4.女性ホルモンのバランスを保つ
5.むくみ防止
6.うつ症状の改善
などなど・・・(興味がある方はお調べ下さい)
どんな食材も食べ過ぎるのはよくありませんが、納豆は1日1パックか2パックまでなら、毎日食べてもメリットの方が高い食材と言われています。
効果的な食べ方ですが、納豆は、発酵が進むほど効果が高いといわれており、購入してすぐよりもしばらく冷蔵庫に寝かせ、賞味期限少し前に食べる方がよいとか・・・
さらに冷蔵庫から出してすぐの冷たいものより、常温の方が納豆菌が増殖し栄養価が高まるそうです。
料理を作る前に冷蔵庫より出して、常温になったところでよ~くまぜまぜして食べましょう!
調理法は、ナットウキラーゼは加熱に弱いので加熱料理には向いていません。薬味やキムチ、ゴマなどを混ぜて食して下さい。
食べる時間ですが、朝食で摂るより夕食で摂る方が、より効果が高いと言われています。
なぜなら、寝ている間に納豆の栄養素が体内で発揮されるからです。
冷え性や体調不良の方はもちろん、妊活中の方は、ぜひぜひ毎日の夜の食卓に納豆をどうぞ(^^)d
次回は、お肉やきのこ類についてお伝えします。
お楽しみに~ (^^)b
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妊活と冷え体質改善の食事療法②
不妊治療について
その5 不妊の意外な原因とその対策
~栄養学的食事療法~
前回は、東洋医学的な食事療法をお伝えしましたが、今回は様々な栄養学の観点から、冷え体質改善の為、健康で元気な生活を送る為、そして妊活の為の食事療法をお伝えします。
積極的に(できたら毎日)取り入れて欲しい食材は、
①納豆
②脂が少ないお肉(赤身のお肉や鶏肉)または魚
③きのこ類
④色の濃い野菜(特に人参)
⑤果物
⑥海藻類(ワカメやひじきなど)
⑦黒ゴマ
逆になるべく食べないように意識して欲しい食材(最も避けて欲しい食材から順に載せています)は、
①トランス脂肪酸(マーガリンやショートニングが含まれたパンやスィーツ)
②カロリーゼロの飲み物、食べ物(人工甘味料が入った飲食物)
③自販機の甘い飲み物(コーラや缶コーヒー、炭酸ジュースなど)
④白砂糖で作られるスィーツ系などの甘いお菓子(和菓子も含む)
⑤塩分が濃い食べ物(酒の肴など)
⑥カフェインが多い飲み物(コーヒーや濃い緑茶)
⑦零度以下の冷たい飲食物(アイスクリームや氷入りの飲み物)
⑧コンビニやスーパーのお惣菜
上記の食材を食べて欲しい食材の理由と摂り方や避けて欲しい食材の理由については、次回以降にお伝えしていきます。
毎回長文なので、「理解するのが大変・・・」というご指摘がありましたので、今回より回数を分けてお伝えします。
たくさんの情報をお伝えしたいばかりに、盛りだくさんの内容になってしまい申し訳ありませんm(__)m
次回もお楽しみに~ (^^)/~
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妊活と冷え体質改善の食事療法①
不妊治療について
その4不妊の意外な原因とその対策
~東洋医学的食事療法~
前回までのお話しで、交感神経優位状態と冷え体質が不妊の主な原因で、交感神経優位状態の改善方法と冷え体質の改善方法のうち生活編をお伝えしました。
今回は、冷え体質の改善方法としての東洋医学的な食事療法をお伝えします。
東洋医学では、医食同源という言葉があります。
「食事は医療と同じ効果をもたらす」すなわち、食材や食事の摂り方によっては、薬にもなるし、毒にもなる。という意味です。
食事から、体のエネルギーや熱の素、さらに免疫力やホルモンなど生きる為に必要な素材が作られます。さらに妊娠に必要な体内環境を作るのにもとても重要です。
現代日本は飽食の時代です。いつでも好きなだけ、食事ができます。
それ故に、日本人は食に対して無関心だったり、不規則だったりと、食事をないがしろにしがちです。
妊活の為、はもちろん、健康に生きるための正しい食生活をお伝えします。
食材には、体を温める食材と冷やす食材があります。
東洋医学の薬膳での考え方では、
主に、体を温める食事は、
*寒い地方で採れる食材の料理
*寒い季節に採れる食材の料理
*温かい料理
逆に、体を冷やす食事は、
*暑い地方で採れる食材の料理
*暑い季節に採れる食材の料理
*冷たい料理
具体例としては、人参や山芋、さつまいものような根菜や香辛料は体を温める食材、コーヒーやバナナなど南国の食材、トマトやきゅうりのような夏が旬の野菜は、体を冷やす食材です。
例外もいっぱいあります。
例えば、大根は根野菜なのに大根おろしやサラダで食べると冷やす食材になりますが、煮たり、炒めたりして温かい料理にすると、体を冷やさなくなります。
その他、食材の色が黒いものや赤いものは、温める作用があり、白いものや青や緑のものは冷やす作用があるとも言われていますが、例外もありますので一概に言い切れません。
詳しくは知りたい方は、美潤にお問い合わせ頂くか、ネットでお調べ下さい。
もちろん、冷え体質だからといって、体を温める食事だけを食べれば健康になれるという訳ではありません。
東洋医学的な食事療法は、五味、五色、を片寄らずに食べる、さらに季節に応じた地元の食材を三食、同じ時間に定期的に食べることが健康になる食事療法としています。
ただ、食に対しての様々な研究が進む現代では、昔に確立した理論である東洋医学的な考え方の食事療法は、現代では通用しないこともいっぱいあります。
健康に、そして妊活の為の食事療法は、現在証明されている栄養学も参考にする必要があります。
次回は、栄養学についてお伝えします。
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