2015年12月28日

妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅳ

前回からの続きです。

 

4回に渡って積極的に食べて欲しい食材【理由と食べ方】についてをお伝えしてきましたが、今回が最後となります。

最後にご紹介する食材は海藻類黒ごまです!

 

⑥海藻類(ワカメやひじきなど)

 

海藻類には、カルシウム、リン、亜鉛、ヨードなどのミネラルがたっぷりと含まれています。

またビタミン類タンパク質もバランスよく含まれ、低カロリーであるため、まさに「栄養の宝庫」と言われています。海藻類は、便秘予防大腸ガンの予防骨粗鬆症予防など健康維持にはもちろん、美肌効果ダイエット効果も抜群の食材です。

さらに海藻類には、前記したように、タンパク質と一緒に摂ることで血や筋肉の源になります。

 

海藻類は毎日食べて欲しい食材なのですが、消化がよくないので多食は避けて下さい

海藻類の代表食材はワカメですが、ワカメにはヨードが多く、生食3040gで1日の必要量が摂取できます。でも、逆にそれ以上摂り過ぎると、甲状腺の病気の原因になる場合がありますので気を付けましょう

海藻類の食べ方は、熱を加えた料理にすると、前記した酵素やビタミン類を破壊してしまいます。

酵素やビタミンなどを壊さないよう、是非、生で食べて下さい

お酢や油は海藻類と相性が良いので、酢の物サラダで食べることをお勧めします。

 

もずく酢

 

⑦黒ゴマ

 

ゴマには、植物繊維ビタミンE、カルシウム、鉄分など、たくさんの栄養素が小さい粒にギュッと詰まっていますが、中でもゴマ特有の成分であるセサミノールは非常にパワフルな「抗酸化物質」です。

 

活性酸素は、老化生活習慣病ガンなどを引き起こす原因ですし、不妊の大きな原因となっています。

ですからゴマを常食すると、病気予防や若返りだけでなく、赤ちゃんができやすい身体作りに役立つのです。

とくに黒ゴマには、表皮の黒い色素にアントシアニンというポリフェノールが多く含まれています。アントシアニンもまた抗酸化物質なので黒ゴマを食べる方が、抗酸化物質が多く含まれて効果的です。

 

黒ごま

 

食べ方ですが、ゴマを粒のまま食べてもほとんどが吸収されずに排出されてしまうので、擦りゴマにして、緑の葉物野菜との胡麻和えがお勧めです。(例えば:ほうれん草・小松菜・インゲン・ブロッコリーなど)

 

 

冷え症妊活の為に、毎日食べて欲しい食材①~⑦について、その理由と食べ方をお伝えしました。

とくに妊活に役立つ食材を選びましたが、食事は様々な食材を様々な調理法でバランスよく食べることが重要です。

ここであげた食材だけでなく、毎日たくさんの食材を食べて下さい。

 

 

次回は、なるべく避けて欲しい食材その理由をお伝えします。

 

 

 

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2015年12月27日

妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅲ

前回からの続きです。

 

前回までに、積極的に食べて欲しい食材【理由と食べ方】について、

【➀納豆】【②お肉】【③きのこ類】をお伝えしました。

今回は、④野菜⑤果物についてお伝えします。

 

 

 

④色の濃い野菜(特に人参)

 

色の濃い野菜は、緑黄色野菜のことで、人参・ほうれん草・ブロッコリー・かぼちゃなど、ビタミンAの材料であるカロテンを多く含む野菜を指します。

カロテンの他、ビタミンB郡食物繊維も豊富で、不足すると免疫力が低下疲れやすいイライラしやすいなどが起こります。

 

食材

 

緑黄色野菜の中でも、妊活中の方にぜひ積極的に食べて欲しい野菜人参です。

 

人参には特にカロテンが豊富で、細菌に対して免疫力を高める効果が高く、血圧を下げ血を増やす効果があります。

 

東洋医学的にも、五臓を温め免疫力を高める食材として、食べる薬として昔から重宝されてきました。

人参は生で食べるより、油と一緒に摂取した方がカロテン吸収が高まりますカロテンはとくに皮に多く含まれるので、よく洗って皮ごと油で調理すると効率的です。

 

生の人参には、ビタミンCを破壊する酵素があります。

生の人参をサラダやジュースにする場合は、油や酢が入ったドレッシングをかけたり、グレープフルーツレモンエキスをジュースに混ぜて飲みましょう!ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えます

 

野菜は、生野菜と加熱料理をバランスよく食べて下さい

生野菜は身体を冷やすと言われていますが、冷蔵庫からすぐ食べるのではなく、常温に戻してから、または50度くらいのお湯でサッと洗ってから食べれば身体を冷やしません。

生野菜を食べる効果については、果物のところで説明します。

 

野菜は、緑黄色野菜に限らず、大根やレタスなどの色の薄い野菜にも、それぞれビタミン類やミネラル、以下に説明する消化酵素をたくさん含んでいます。たくさんの種類をバランスよく食べましょう。

 

 

⑤果物

 

果物は身体が冷える、果糖が多いので太る、と思って食べるのを控えている方も多いと思いますが、果物にはビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、カリウム、食物繊維豊富です。

 

果物1

 

中でも食物酵素である、消化を促進する消化酵素を多量に含んでいます。(←ここが重要です!)

消化酵素は、様々な食材に含まれていますが、70度以上の熱で破壊されてゼロになってしまうので、生野菜や果物、海藻類から摂取する必要があるのです。

その他、発酵食品にも豊富に含まれていますので、①納豆の他、味噌、漬物、キムチ、黒酢などは加熱しないで積極的に食べて欲しい食材です。

 

消化酵素を多く含む、生野菜、果物、発酵食品などは、お腹が空いた状態で食べた方が効果が発揮されるので、食事で食べる場合はできるだけ他の料理よりも先に食べることを心掛けて下さい。

また果物は、デザートとして食べることが多いと思いますが、消化酵素として発揮するためには、デザートより、朝食やお腹が空いた時に間食として食べると良いと思います。

 

注意点としては、

 

  *なるべく新鮮なものを食べる

 

  *常温で食べる:身体を冷やさない為

 

  *食べ過ぎない(毎日みかんなら1個くらい)

 

を心がけてください。

 

何度もお伝えしていますが、体に良いからといってそれだけ食べるのではなく、バランスよく色々な食材を摂取するようにしてください。

そして、その生活を続けることが大事です。

 

無理なく、無駄なく健康生活を始めましょう!

 

 

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2015年12月26日

妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅱ

~前回からの続きです。~

 

前回は積極的に食べて欲しい食材【理由と食べ方】の中から【➀納豆】についてお伝えしましたが、今回は②お肉③きのこについてお伝えしていきます。

 

 

 

②脂が少ないお肉(赤身のお肉や鶏肉)または魚

 

これらは良質なタンパク質ですが、良質なタンパク質は、筋肉や臓器の構成成分として重要です。

また様々なホルモンの原料ともなっています。

さらに、タンパク質は血の源です。貧血の方、冷え性の方、妊活の方には積極的に食べて欲しい食材です。

 

ステーキ

 

とくに赤身肉には良質なタンパク質の他、鉄分・Lカルニチン(脂肪燃焼細胞)などが豊富に含まれ、さらに低カロリーです。

数多くのタンパク質の中でも、血の素には赤身肉1番有効と言われています。

冷え性の方や妊活中の方体内の血を増やす必要がありますので、積極的に食べて欲しい食材なのです。

 

脂の乗ったお肉は柔らかくて美味しいですが、脂身は血の素にはならず、高カロリーです。

さらに脂身の多い肉は、消化に時間がかかり、体内を温めるエネルギーを消化の為に大量消耗してしまうので、冷え性や妊活中の方にはあまり向きません。

 

赤身肉が好きじゃない方は、鶏肉のささみ肉も筋肉や血の素になる良質なタンパク質です。お肉嫌いの方にも食べやすい食材だと思います。

お魚は、良質なタンパク質が豊富な上、亜鉛とオメガ3豊富に含みます。これらは、生殖機能の働きを高める効果があります。

 

また、良質なタンパク質が血や筋肉の源になるには、きのこ類や野菜、海藻類などに豊富に含まれるビタミン類ミネラル必須です。

タンパク質・ビタミン・ミネラルバランス良く摂取することで、体内エネルギーを増やし、冷え性を改善しましょう(^^)d

 

 

 

③きのこ類

 

ボリューム満点な料理にしても、低カロリーなきのこ類には、ミネラルビタミンDなどの栄養分がたっぷりと含まれています。

ミネラル微量でも骨や体をつくり体の調子を整え、感情をコントロールする効果や疲労回復にも役立つ大事な成分です。

ビタミンDは筋肉を活性化したり、カルシウムの吸収を助け肥満予防ガン予防骨粗しょう症予防効果があります。

 

妊活中には積極的に摂取したい栄養素です。

 

 

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効果的な調理方法は、加熱を短時間にすると有効成分が摂りやすく、香りや歯ごたえが残り美味しく食べられます。

 

 

前回もお話しましたが、これらの食材だけ食べるのではなく、バランスよく摂ることでそれぞれの素材が持っている効果を最大限に発揮させることができます。

現代では、調理法などはネットですぐに検索することもできますので、是非これらの食材を使ったバランスの良い食事を目指してください!!

 

次回は、④野菜⑤果物についてお伝えします。

 

 

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2015年12月24日

妊活と冷え体質改善の食事療法③

不妊治療について

その6 不妊の意外な原因とその対策

~栄養学的食事療法~

 

 

前回は、積極的に、できたら毎日食べて欲しい食材と、なるべく食べるのを避けて欲しい食材があるとお伝えしました。

今回は積極的に食べて欲しい食材【理由と食べ方】についてお伝えします。

 

①納豆

納豆は大豆を発酵させて作られている良質な植物性タンパク質であり、発酵食品です。

発酵することにより、微生物の働きが加わり、大豆だけ食べるよりも栄養価が高まります。

 

納豆には、ナットウキナーゼ、ビタミンB郡、納豆レシチン、イソフラボン、大豆サポニン、カリウム、トリプトファンなど、たくさんの栄養がギッシリ詰まってます。

これらの効果をひとつひとつあげたらキリがありませんので簡潔に効果を上げると、

 

   1.腸の調子を整え便秘や下痢の改善

 

   2.美肌効果

 

   3.疲労回復

 

   4.女性ホルモンのバランスを保つ

 

   5.むくみ防止

 

   6.うつ症状の改善

 

などなど・・・(興味がある方はお調べ下さい)

 

どんな食材も食べ過ぎるのはよくありませんが、納豆は1日1パックか2パックまでなら、毎日食べてもメリットの方が高い食材と言われています。

納豆2

 

効果的な食べ方ですが、納豆は、発酵が進むほど効果が高いといわれており、購入してすぐよりもしばらく冷蔵庫に寝かせ、賞味期限少し前に食べる方がよいとか・・・

さらに冷蔵庫から出してすぐの冷たいものより、常温の方が納豆菌が増殖し栄養価が高まるそうです。

料理を作る前に冷蔵庫より出して、常温になったところでよ~くまぜまぜして食べましょう!

 

調理法は、ナットウキラーゼは加熱に弱いので加熱料理には向いていません。薬味やキムチ、ゴマなどを混ぜて食して下さい。

 

食べる時間ですが、朝食で摂るより夕食で摂る方が、より効果が高いと言われています。

なぜなら、寝ている間に納豆の栄養素が体内で発揮されるからです。

 

冷え性や体調不良の方はもちろん、妊活中の方は、ぜひぜひ毎日の夜の食卓に納豆をどうぞ(^^)d

 

納豆ご飯

 

 

 

次回は、お肉やきのこ類についてお伝えします。

お楽しみに~ (^^)b

 

 

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2015年12月13日

妊活と冷え体質改善の食事療法②

不妊治療について

 

その5 不妊の意外な原因とその対策

~栄養学的食事療法~

 

 

前回は、東洋医学的な食事療法をお伝えしましたが、今回は様々な栄養学の観点から、冷え体質改善の為健康で元気な生活を送る為、そして妊活の為食事療法をお伝えします。

 

 

積極的(できたら毎日)取り入れて欲しい食材は、

 

①納豆

納豆2

 

 

②脂が少ないお肉(赤身のお肉や鶏肉)または魚

 

③きのこ類

 

④色の濃い野菜(特に人参)

 

⑤果物

 

⑥海藻類(ワカメやひじきなど)

 

⑦黒ゴマ

 

 

 

 

 

 

逆になるべく食べないよう意識して欲しい食材(最も避けて欲しい食材から順に載せています)は、

 

①トランス脂肪酸(マーガリンやショートニングが含まれたパンやスィーツ)

 

②カロリーゼロの飲み物、食べ物(人工甘味料が入った飲食物)

 

③自販機の甘い飲み物(コーラや缶コーヒー、炭酸ジュースなど)

 

④白砂糖で作られるスィーツ系などの甘いお菓子(和菓子も含む)

 

⑤塩分が濃い食べ物(酒の肴など)

 

⑥カフェインが多い飲み物(コーヒーや濃い緑茶)

 

⑦零度以下の冷たい飲食物(アイスクリームや氷入りの飲み物)

 

⑧コンビニやスーパーのお惣菜

 

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上記の食材を食べて欲しい食材の理由と摂り方避けて欲しい食材の理由については、次回以降にお伝えしていきます。

 

 

毎回長文なので、「理解するのが大変・・・」というご指摘がありましたので、今回より回数を分けてお伝えします。

たくさんの情報をお伝えしたいばかりに、盛りだくさんの内容になってしまい申し訳ありませんm(__)m

 

次回もお楽しみに~ (^^)/~

 

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