2024年09月01日

~AMHについて~

卵巣の中には、生まれつきたくさんの原始卵胞があり、初経の頃より原始卵胞が活発化し、次々に発育し排卵していきます。

生まれた時点でその人の原始卵胞の数は決まっていて、増えることはありません。

 

AMH(アンチミューラリアンホルモン)とは原始卵胞から成長した前胞状卵胞から分泌されるホルモンで、AMH検査とは卵巣予備能がわかる卵巣年齢検査ともいわれる検査です。

AMHから分泌されるホルモン量により、卵巣の中に卵子があとどれくらい残っているかを調べるための血液検査です。

基本的には、年齢を重ねるごとにAMHは減っていきます。

また、卵巣腫瘍や子宮内膜症などで卵巣の手術をした場合は、AMHが減少することが分かっています。

 

AMHは年齢が大きく影響しますが、当院(はり灸治療院美潤)の患者さまで、20歳代でAMHが1.0(40歳代前半)以下だったり、40歳代でも4.0(30歳代前半)以上あったりと、年齢や卵巣疾患の有無にかかわらず高かったり低かったりすること多々あります。

 

年齢が若くて卵巣疾患などもないにもかかわらずAMHが低い人は、基本的に体質によることが多いと思います。

遺伝的に母親や祖母が早発閉経だった場合は、生まれた時点での原始卵胞の数が少なく、体質的にAMHが低いのではないかと考えられます。

 

逆にAMHの値があまりに高い人は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります(PCOSの方の妊活 7/77/14 のブログを参照)

 

婦人科病院や不妊外来でAMHを検査し低いと先生から体外受精へのステップアップを勧められることが多いのですが、AMHが低くても、また高すぎても、薬を使ってでも、排卵さえするのでしたら、卵子の質を良くすれば焦らなくても妊娠はできます。

 

当院(はり灸治療院美潤)の患者さまでも、タイミング法で受診していた病院の先生に、「AMHが低いから早く体外受精にステップアップしないと妊娠できないよ」と言われ、焦ってインターネットで検索して当院を受診した方が何人かいらっしゃいます。

そのほとんどの方は2ヶ月~半年後に自然妊娠されました。

 

AMHは卵巣予備能を知る上で必要な検査ですが、結果に右往左往することなく、卵子の質を良くすることを心掛け(卵子の質について 2/273/53/123/19のブログを参照)、毎周期排卵させることで妊娠することができます。焦りは禁物です!焦りはストレスになり卵子の質の悪化につながります。どうしても妊活にストレスを感じてしまう方には、ひとりで悩まず、相談に乗って貰える鍼灸師を頼りましょう!

心とカラダがリフレッシュすることで妊娠できますよ!

 

 

妊活についてのお問い合せ・ご相談は、はり灸治療院美潤へ

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