2024年10月13日

~体外受精のデメリット~

体外受精にステップアップする前に体外受精のデメリットを理解しておくのも重要です。

体外受精はメリットばかりではありません。

そして必ず妊娠できるとは限りません。

妊娠したいから体外受精にステップアップするわけですが、必ず妊娠できるとは限りません。これだけは理解した上で体外受精に進んで下さい。

 

とくに30歳代後半から40歳代になると、AMH(卵巣年齢)が低くなり、さらに卵子の質や精子の質が悪くなるので、体外受精で採卵、移植を繰り返しても妊娠できないことがあります。

若い方でも胚盤胞のグレードが悪く何度移植しても着床しない方や、精子の質が悪く採卵数は多いのに胚盤胞まで成長せずに移植ができない方もいます。

 

この場合の精神的なダメージは大きく、早くこのつらさから逃れたいばかりに、採卵、移植を休みなく続けてしまい、うつ症状を発症し、悪循環を繰り返してしまう方もいます。

 

卵子や精子の質が悪く、自然妊娠や人工受精で授からなかった場合、体外受精にステップアップしても質は良くなりません。何度移植しても妊娠できない可能性があります。

体外受精は保険適用になり、以前より手軽な金額になったとはいえ、やはり高額です。

さらに何度も採卵、移植を繰り返せばかなりの出費になります。

保険適応には年齢制限や移植回数制限もありますので、体外受精にステップアップする場合は、卵子や精子の質を良くしてから行うことをお勧めします。

以前のブログ(2/273/53/123/193/26)を参照して下さい。

 

上記以外のデメリットは、タイミング法や人工受精では使わなかった薬や注射などを多く使います。その為採卵時のOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になることがあり、採卵後の腹痛が何日か続き、仕事を休まざるを得ないことがあります。

また採卵周期、移植周期ともに、薬を多量に服用することで、むくみやだるさ、眠気、体重増加などが生じることがあります。

 

また、授精卵を1個移植して、1~2回着床できなかった場合、年齢にもよりますが、着床率を上げるため受精卵を2個同時に移植することがあります。その場合双子が授かる確率が高くなります。

ただ、1個移植でも一卵性双生児の可能性がありますし、タイミング法や人工受精でも排卵誘発剤を服用すれば、双子の確率は自然妊娠より多くなります。

 

体外受精では様々なメリット(9/2910/6のブログ参照)・デメリットがありますので、充分理解した上で、ステップアップを検討して下さい。

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