著者： はり灸治療院 美潤

不妊治療を始めようと思っても、「何からすればいいのか分からない」「初診では何を聞かれるのか不安」と感じていませんか？特に流山市内での不妊治療に関する情報は限られており、クリニック選びや診療内容、通院の流れなど、知りたい情報が断片的で困っている方も少なくありません。

 

実際に、日本産科婦人科学会が公表する資料によると、不妊の原因の約半数が男女ともに関係しており、検査や治療には精子・卵子の機能や排卵、ホルモンバランス、卵管の通過性など多岐にわたる検討が必要とされています。そのため、「ただ相談に行くだけ」のつもりが、意外と多くの準備や知識が必要だったと感じる人も多いのです。

 

この記事では、流山市で不妊治療を検討する方に向けて、初診で何をするのか、通院頻度、仕事との両立、保険適用の条件、クリニックの診療方針の違いなど、事前に知っておくべき重要ポイントを分かりやすく整理しています。

 

不妊治療について知っておくこと

不妊症とは、避妊をせずに1年以上にわたって妊娠を試みても妊娠に至らない状態を指します。この定義は、世界保健機関（WHO）や日本産科婦人科学会などでも広く採用されており、特に35歳以上の女性では、半年間妊娠しない場合も不妊とみなされることがあります。日本においても、晩婚化・晩産化が進んでおり、夫婦の約5.5組に1組が不妊の悩みを抱えているとされています。

 

妊娠のプロセスは、排卵、受精、着床という3つのステップで構成されています。まず、女性の体では月経周期にあわせて卵巣から卵子が排卵されます。排卵された卵子は卵管に取り込まれ、精子と出会うことで受精します。受精卵は分割しながら子宮へ移動し、子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。この一連の過程は、ホルモンの分泌バランスや卵管の通過性、子宮内膜の状態、精子の質など、さまざまな要因によって左右されます。

 

不妊症の定義や妊娠のメカニズムを理解することは、正しいタイミングでの受診や、早期の治療方針決定にとって非常に重要です。「妊活を始めたばかりの夫婦」や「月経周期に乱れがある女性」、「年齢的に妊娠率が気になるカップル」など、それぞれの状況に応じて正しい情報を得ることが、妊娠への第一歩となります。

 

妊娠のプロセスが複雑である以上、検査や治療を行う前に、まず自分たちの体の状態や生活習慣を見直すことも大切です。例えば、基礎体温を継続的に記録することで、排卵のタイミングを把握しやすくなりますし、生活習慣の改善（禁煙・禁酒・ストレス軽減など）も、妊娠に向けた身体づくりには不可欠です。

 

不妊症の診断は医師による各種検査で明らかになりますが、その前段階として、自分たちでできるセルフチェックや情報収集も大いに役立ちます。「もしかして私たちは不妊かも」と感じたときには、早めに専門のクリニックや婦人科を受診し、正確な診断と対処法を知ることが、最終的には妊娠への近道になるのです。

 

妊娠の仕組みには個人差があります。20代で自然妊娠するカップルもいれば、40代で体外受精を繰り返すケースもあります。そのため、年齢や既往歴、生活状況などに応じて最適な妊活プランを組み立てることが、成功への鍵となるでしょう。大切なのは「1年間妊娠しないから不妊だ」と落ち込むことではなく、「妊娠の仕組みを理解して、次にどう動くか」を考える前向きな姿勢です。

 

不妊の原因は、男女どちらか一方にあるとは限らず、夫婦ともに検査を受けることが基本とされています。日本産科婦人科学会の報告では、不妊の原因は女性に約41％、男性に約24％、男女両方に原因があるケースが約24％、原因不明が約11％とされています。つまり、男性側に原因があるケースも決して少なくなく、「女性だけの問題」と捉えるのは誤解です。

 

まず、男性の不妊原因として代表的なのが、精子の数や運動率、形態異常などの精液所見の異常です。一般的に行われる精液検査では、1mlあたりの精子数が1500万以上、運動率が40％以上であれば正常とされています。これらが基準値を下回る場合、自然妊娠の確率が下がるため、人工授精や体外受精などの生殖補助医療を検討することになります。また、造精機能障害やホルモン分泌異常、精索静脈瘤などが見つかることもあり、泌尿器科や男性不妊専門外来での精密検査が必要です。

 

一方、女性の不妊原因にはさまざまなタイプがあります。代表的なものとして、排卵障害、卵管因子（卵管閉塞・狭窄など）、子宮内膜症、子宮筋腫、頸管因子（頸管粘液の不足）などが挙げられます。特に排卵障害は、月経不順や多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）などが原因となり、排卵が起こらなかったり不規則になったりすることで妊娠の確率を下げます。ホルモン検査や超音波検査、基礎体温表の記録を通じて、排卵の有無や周期の安定性を確認します。

 

卵管因子に関しては、卵管造影検査によって通過性の有無を調べることができます。卵管が詰まっていたり、狭くなっていたりすると、精子と卵子が出会えず、受精が起こりません。子宮内膜症や過去の腹腔手術、性感染症（クラミジアなど）による癒着が原因であることが多く、必要に応じて腹腔鏡手術なども検討されます。

 

また、加齢は女性の妊娠率に大きく影響します。卵子の質は30歳以降から徐々に低下し、35歳を超えると妊娠率が急激に下がるとされています。AMH（抗ミュラー管ホルモン）検査を行うことで卵巣予備能を測定し、自身の妊娠可能性の目安を知ることができます。

 

以下のテーブルは、男女別の主な不妊原因とその検査方法をまとめたものです。

 

原因区分	主な原因	検査方法	備考
男性側	精子数の低下、運動率低下、精索静脈瘤	精液検査、ホルモン検査、超音波検査	男性不妊の24％が精子機能障害
女性側	排卵障害、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、卵管閉塞	基礎体温、ホルモン検査、超音波検査、卵管造影検査	年齢が高くなるほどリスク増大
男女共通・その他	免疫異常、原因不明	各種血液検査、腹腔鏡検査	約1割が原因不明不妊と診断される

 

不妊治療の初診で「何するのか」

不妊治療を考え始めたとき、最初の一歩となるのが医療機関への予約です。不妊治療は一般的な診療とは異なり、検査項目が多く、医師の専門性も問われるため、あらかじめ不妊治療専門のクリニックや婦人科に連絡し、初診の予約を取ることが大切です。予約時には、生理周期の把握が重要になるため、直近の生理開始日や周期日数を聞かれることがあります。また、夫婦での来院を推奨されるケースも多く、可能であれば夫婦同伴での受診が望ましいとされています。

 

予約後、当日は問診票の記入からスタートします。問診票では、これまでの妊活の経過や月経周期、既往歴、過去に行った検査や治療、生活習慣などについて詳細に記載することになります。これらの情報は、医師が適切な検査内容や治療方針を立てるうえで非常に重要な判断材料となるため、できるだけ正確に、かつ可能な限り詳細に記入することが求められます。

 

問診票の記入に続いて行われるのが、医師によるヒアリングです。ここでは、妊娠を希望する期間、性交渉の頻度、過去の妊娠歴や流産歴、治療への希望などを聞かれることがあります。ヒアリングは、表面的な情報だけでなく、患者自身が抱える不安や疑問、悩みを医師が把握するための大切な時間です。不妊治療は心理的負担も大きくなることが多いため、安心して話せる医師との信頼関係づくりもここから始まります。

 

この段階で重要となるのが、基礎体温表の提出です。基礎体温は、排卵の有無やホルモンバランスの傾向を知るうえで基本的かつ有効なデータとされています。できれば過去2〜3か月分の記録を持参し、グラフ形式で整理しておくと、医師の診断精度が高まります。また、過去に他の病院で行った検査結果や服用している薬の情報などがあれば、それも合わせて持参しておくとスムーズです。

 

予約から問診、ヒアリングまでのプロセスをスムーズに進めることで、初診の内容は充実し、必要な検査や次のステップへの判断も的確に行えるようになります。初診は「病気の診断」だけではなく、「これから妊娠するための準備」を始める第一歩として、前向きに捉えることが大切です。

 

不妊治療の初診では、妊娠に必要な体の機能が正常に働いているかを確認するために、男女それぞれに対して複数の基本的な検査が行われます。これらの検査結果によって、今後の治療方針や必要な治療ステップが決まるため、初診の段階で可能な限り網羅的に実施されるのが一般的です。

 

女性の場合、まず内診を通じて子宮や卵巣の大きさや位置、状態を確認します。そのうえで経腟超音波検査が行われ、子宮内膜の厚さや卵胞の成長具合を観察することができます。次にホルモン検査として血液検査が行われ、FSH（卵胞刺激ホルモン）、LH（黄体形成ホルモン）、エストロゲン、プロラクチン、甲状腺ホルモンなどの値を調べます。これにより、排卵障害やホルモン異常の有無を判断します。

 

また、AMH（抗ミュラー管ホルモン）検査では卵巣予備能が分かります。これは現在の卵子の残存数や卵巣年齢の目安となるもので、年齢だけでは分からない妊娠の可能性を判断する材料として広く用いられています。さらに、卵管が正常に通っているかを確認するために卵管造影検査が行われることがあります。これは子宮から造影剤を注入し、X線で卵管の通過状態を見る検査で、軽度の癒着や詰まりを発見することができます。

 

男性側には、主に精液検査が行われます。これは数日間の禁欲後に採取した精液を分析し、精子の濃度、運動率、形態異常率などを評価します。男性不妊の原因となる精子無力症や乏精子症などの異常があるかを確認します。必要に応じてホルモン検査や、精巣の超音波検査、染色体検査なども追加される場合があります。

 

以下のテーブルに、男女別の代表的な検査項目と目的、実施タイミングをまとめています。

 

性別	検査名	主な目的	実施の目安
女性	経腟超音波検査	卵胞・子宮内膜の状態を確認	月経周期中（排卵前）
女性	ホルモン検査（FSH・LH・E2など）	排卵機能やホルモンバランスの確認	月経2〜5日目が理想
女性	卵管造影検査	卵管の詰まりや癒着の確認	月経終了直後（排卵前）
女性	AMH検査	卵巣年齢・卵子の残存数の目安	いつでも実施可能
男性	精液検査	精子の濃度・運動率・形態を確認	3〜5日間の禁欲後に実施

 

これらの検査は、あくまで初診段階での基礎的な情報収集であり、今後の治療の進め方に大きく影響を与える重要なプロセスです。検査自体は痛みや負担が少ないものが多いですが、卵管造影検査に関しては人によって軽い痛みを感じることもあるため、医師の説明をよく聞いて不安を解消しておくことが大切です。

 

流山市内で不妊治療を受けられる施設

流山市周辺には、妊娠を望むカップルに寄り添う形で不妊治療を提供する医療機関が複数存在します。それぞれの施設には異なる診療方針、検査体制、専門性があり、自分たちに最適なクリニックを選ぶことが不妊治療成功への第一歩になります。

 

流山市の不妊治療においては、医療機関の専門性だけでなく通院の利便性、医師との相性、そして治療にかかる費用なども重要な判断材料になります。たとえば体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療を提供している医療機関では、自費診療が中心となることが多いため、費用や保険適用の条件を事前に確認することが必要です。

 

また、月経周期に合わせた検査や排卵日の予測、男性側の検査（精液検査やホルモン値の測定）など、カップル両方の受診が推奨されています。とくに最近では男性不妊の割合も増加しており、女性だけでなく男性も同時に専門医に相談する姿勢が求められています。

 

流山市の多くの医療機関では、AMH検査やホルモン測定、卵管造影といった検査を行いながら治療計画を立てていきます。最初の初診では、問診票の記入と基礎体温表の提示が求められるケースも多く、事前に用意しておくとスムーズです。また、これらのクリニックではオンライン予約やLINEでの予約確認が可能なところも増えており、通院の負担を軽減する工夫がなされています。

 

流山市の不妊治療の選択肢は多岐にわたり、それぞれの施設での実績や口コミも大切な判断材料となります。診療時間帯や夜間対応の有無、カウンセラーの配置、パートナー同伴可否なども含め、自分たちのライフスタイルに合った通院先を選ぶことが大切です。

 

通院はどのくらいの頻度？

不妊治療を始めると、どの程度の頻度で通院が必要になるのか気になる方は多いです。通院頻度は治療のステップや選択する方法によって異なりますが、日常生活や仕事とどう両立していくかを把握しておくことは、継続的な治療を進める上でとても重要です。ここでは、代表的な不妊治療ステップ別に通院の目安と、負担を軽減するためのポイントを詳しく解説します。

 

まず、妊活の初期段階であるタイミング法では、月に1〜3回程度の通院が一般的です。排卵日を予測するために超音波検査やホルモン検査を受けることが多く、月経周期のタイミングに応じて医師の指示を受けながら通院日を調整することになります。タイミング法は比較的負担が軽く、通院も短時間で済むことが多いため、仕事との両立がしやすい段階です。

 

次のステップである人工授精（AIH）では、タイミング法と同様に排卵予測のための通院が必要であり、排卵日に合わせた精子注入のため、周期中に2〜3回の通院が求められます。施術自体は短時間で終了するため、通院当日に会社を休む必要はない場合もありますが、排卵日に合わせる必要があるため、急な休暇取得に対応できる体制づくりが重要です。

 

体外受精（IVF）や顕微授精（ICSI）といった高度生殖補助医療に進むと、通院頻度は格段に上がります。卵巣刺激期間中は卵胞の成長を確認するために数日おきに通院し、採卵日前後は連日の通院や半日以上の滞在が必要となることもあります。胚移植後も経過観察のために通院が続き、1周期あたりの通院回数は7〜10回に達するケースも少なくありません。

 

以下の表に、治療ステップごとの通院頻度と所要時間の目安をまとめました。

 

治療ステップ	通院頻度（1周期）	通院時間の目安	備考
タイミング法	月1〜3回	30分〜1時間	排卵期前後の通院が中心
人工授精	月2〜4回	1〜2時間	排卵日当日の施術が必要
体外受精	月7〜10回以上	半日程度	採卵・移植は1日休暇が必要なことも

 

このように、治療がステップアップするごとに通院回数も所要時間も増加する傾向があります。仕事との両立が難しくなる局面もありますが、フレックスタイムや在宅勤務制度を活用することで、スムーズに通院できる環境を整えることが可能です。

 

まとめ

不妊治療は、体調・年齢・生活環境・仕事・経済状況など、複数の要素が複雑に絡み合う繊細なプロセスです。特に流山市のような地域では、医療機関ごとの特徴や治療方針、通院頻度の違いなど、事前に知っておくべき情報を正しく把握することが、安心して治療を始めるための第一歩になります。

 

この記事では、流山市および周辺の信頼性あるクリニック・婦人科の診療内容から、補完療法として注目されている鍼灸・漢方の活用方法までを具体的に解説しました。治療ステップごとの通院回数、仕事との両立方法、パートナーとの協力体制、費用面に関する現実的な課題も丁寧に取り上げており、「これからどうすればいいか分からない」という方にとって、最適なスタートラインを提供できる内容となっています。

 

日本産科婦人科学会の最新の発表によると、不妊症と診断された夫婦のうち、保険適用の範囲で治療を開始できたケースは全国平均で約64％。しかし、通院の手間や治療内容への不安を理由に、治療自体を断念する人も少なくありません。選択肢を知ることで、希望を持って一歩踏み出せることもあります。

 

よくある質問

Q. 流山市で受けられる不妊治療の中で、最も通院頻度が高い治療ステップはどれですか？
A. 通院頻度が最も高いのは、体外受精（IVF）や顕微授精（ICSI）といった高度生殖補助医療（ART）の段階です。流山市の医療機関では、採卵や胚移植に伴う処置が増えることから、1周期で平均5回から8回の通院が必要とされています。一方、タイミング法であれば月1回から2回程度の受診で済みます。仕事と治療の両立を検討している方は、ステップアップ前に通院スケジュールを医師と相談しておくと安心です。

 

Q. 不妊治療と仕事の両立に関して、実際どれくらいの人が仕事を辞めていますか？
A. 最新の厚生労働省調査によると、不妊治療を受ける女性のうち、約17パーセントが「治療と仕事の両立が難しい」と感じ、何らかの形で仕事を辞める・休職する選択をしています。特に体外受精など通院回数の多いステップに進んだ場合、通院頻度は週1〜2回に及ぶこともあり、職場との調整が難しくなる傾向があります。ただし、流山市では勤務形態を柔軟に変更しながら治療に取り組んでいるカップルも多く、在宅勤務の活用やパートナーとの役割分担が成功の鍵となっています。治療と両立できる環境づくりが求められます。

 

流山市について

流山市は千葉県の北西部に位置し、つくばエクスプレスや東武アーバンパークラインが通る交通の便に優れた街です。東京都心へは最短で約25分というアクセスの良さに加え、豊かな自然と都市機能が共存しており、近年では特に子育て世代に人気の高いエリアとして注目されています。市の人口は令和5年時点で約21万人を突破しており、住宅地としての発展が著しい地域です。

 

市の魅力の一つは、整備の行き届いた街並みと生活利便性です。大型ショッピング施設、保育園、教育機関、医療機関が充実し、ファミリー層にとって非常に暮らしやすい環境が整っています。また、江戸川や利根運河など自然資源にも恵まれ、市民の憩いの場として四季折々の風景が楽しめます。「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーを掲げ、自治体としても子育て支援や医療体制の強化に積極的に取り組んでいます。

 

以下に、流山市を代表するランドマークを一覧形式でまとめました。観光、生活、文化において特徴ある施設を中心にご紹介します。

 

名称	概要
利根運河	明治期に造られた運河で、桜並木や遊歩道が整備されており、自然散策やランニングにも適したエリア。
流山市立博物館	地元の歴史や文化を学べる施設で、郷土資料や古文書などが展示されている。
一茶双樹記念館	江戸時代の俳人・小林一茶と流山の商人・秋元双樹の交流をテーマとした文化施設。
運河水辺公園	桜並木や芝生広場を有する自然公園。子どもから高齢者まで多世代が楽しめる市民憩いの場所。

 

このように、流山市は交通、自然、生活、教育のすべてにおいて高いバランスを持ち、これから妊活や不妊治療を考えるご夫婦にとっても非常に住みやすい環境が整っています。市内外からのアクセス性も良いため、通院や通学、日常生活においても大きな安心感があります。

 

流山市で「はり灸治療院 美潤」が選ばれる理由

私たち美潤は、流山市で不妊に悩む方々に寄り添いながら、心と身体のバランスを整えるはり灸治療を提供しています。不妊治療は、医学的なサポートに加えて、体質や生活リズムの見直しも欠かせません。美潤では、冷えや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの改善を目的とした施術を行い、妊娠しやすい身体づくりを支えています。

 

地域密着型の治療院として、流山市内はもちろん近隣からも多くの方が来院されています。一人ひとりにしっかりと時間を取り、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの施術を徹底することが信頼へとつながっています。リラックスできる空間と、安心して通い続けられるサポート体制が、多くの方に選ばれている理由の一つです。

 

不妊治療の基礎知識

不妊治療とは、一定期間妊娠を希望しながらも妊娠に至らない場合に、医療的サポートを受けて妊娠を目指す治療のことを指します。日本産科婦人科学会の定義では、避妊をせずに性交を行って1年間妊娠しない状態を「不妊」としています。女性側だけでなく、男性にも原因があることは決して少なくなく、カップル双方での正確な検査と適切な診断が重要です。

 

不妊治療の基本的なステップとしては、まず問診や基礎体温の確認、ホルモン検査、超音波検査、精液検査などから始まります。その結果をもとに、自然妊娠を目指す「タイミング法」から治療がスタートし、次に人工授精、さらに体外受精や顕微授精へと段階的に進んでいきます。治療の選択肢や進行スピードは年齢や検査結果、既往歴などによって異なり、個別性の高いアプローチが求められます。

 

また、不妊治療は身体的・精神的・経済的な負担が大きいため、治療を始める前に現在の健康状態を把握し、長期的な視点で自分たちに合ったステップを選ぶことが大切です。2022年からは不妊治療に対して保険適用の範囲が拡大され、特定不妊治療にも制度の支援が充実しつつあります。ただし、すべての治療が保険対象ではないため、治療費の見通しや助成制度の活用も事前に検討しておくことが求められます。

 

不妊の原因には、排卵障害や卵管の通過障害、子宮内膜症、加齢による卵子の質の低下、精子の運動率低下や量の不足などが挙げられます。特に35歳以降は妊娠率が徐々に下がる傾向があり、早めの検査と治療開始が推奨されています。近年では、AMH（抗ミュラー管ホルモン）検査で卵巣予備能を測定することで、将来的な妊娠の可能性を予測する指標として活用されています。

 

さらに、治療効果を最大化するためには生活習慣の見直しも不可欠です。バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理、禁煙、アルコール制限などが妊娠力の向上に影響することが分かっています。不妊治療は単なる医療行為ではなく、身体全体の健康を整えるプロセスでもあるため、夫婦で協力しながら進めていく姿勢が何よりも大切です。

 

医院概要

医院名・・・はり灸治療院 美潤

所在地・・・〒270-0163 千葉県流山市南流山4‐1‐4 KSビル１階

電話番号・・・04-7199-3734

関連エリア

流山市,柏市,松戸市,吉川市,三郷市,八潮市,野田市

対応地域

青田,市野谷,後平井,江戸川台西,江戸川台東,大畔,おおたかの森北,おおたかの森西,おおたかの森東,おおたかの森南,思井,加,上貝塚,上新宿,上新宿新田,木,北,桐ケ谷,こうのす台,駒木,駒木台,小屋,芝崎,下花輪,十太夫,谷,中,中野久木,長崎,流山,名都借,西初石,西平井,西深井,西松ケ丘,野々下,東初石,東深井,平方,平方村新田,鰭ケ崎,深井新田,富士見台,古間木,平和台,前ケ崎,前平井,松ケ丘,美田,南,南流山,美原,宮園,三輪野山,向小金,若葉台