2015年12月27日

妊活と冷え体質改善の食事療法③-Ⅲ

前回からの続きです。

 

前回までに、積極的に食べて欲しい食材【理由と食べ方】について、

【➀納豆】【②お肉】【③きのこ類】をお伝えしました。

今回は、④野菜⑤果物についてお伝えします。

 

 

 

④色の濃い野菜(特に人参)

 

色の濃い野菜は、緑黄色野菜のことで、人参・ほうれん草・ブロッコリー・かぼちゃなど、ビタミンAの材料であるカロテンを多く含む野菜を指します。

カロテンの他、ビタミンB郡食物繊維も豊富で、不足すると免疫力が低下疲れやすいイライラしやすいなどが起こります。

 

食材

 

緑黄色野菜の中でも、妊活中の方にぜひ積極的に食べて欲しい野菜人参です。

 

人参には特にカロテンが豊富で、細菌に対して免疫力を高める効果が高く、血圧を下げ血を増やす効果があります。

 

東洋医学的にも、五臓を温め免疫力を高める食材として、食べる薬として昔から重宝されてきました。

人参は生で食べるより、油と一緒に摂取した方がカロテン吸収が高まりますカロテンはとくに皮に多く含まれるので、よく洗って皮ごと油で調理すると効率的です。

 

生の人参には、ビタミンCを破壊する酵素があります。

生の人参をサラダやジュースにする場合は、油や酢が入ったドレッシングをかけたり、グレープフルーツレモンエキスをジュースに混ぜて飲みましょう!ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えます

 

野菜は、生野菜と加熱料理をバランスよく食べて下さい

生野菜は身体を冷やすと言われていますが、冷蔵庫からすぐ食べるのではなく、常温に戻してから、または50度くらいのお湯でサッと洗ってから食べれば身体を冷やしません。

生野菜を食べる効果については、果物のところで説明します。

 

野菜は、緑黄色野菜に限らず、大根やレタスなどの色の薄い野菜にも、それぞれビタミン類やミネラル、以下に説明する消化酵素をたくさん含んでいます。たくさんの種類をバランスよく食べましょう。

 

 

⑤果物

 

果物は身体が冷える、果糖が多いので太る、と思って食べるのを控えている方も多いと思いますが、果物にはビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、カリウム、食物繊維豊富です。

 

果物1

 

中でも食物酵素である、消化を促進する消化酵素を多量に含んでいます。(←ここが重要です!)

消化酵素は、様々な食材に含まれていますが、70度以上の熱で破壊されてゼロになってしまうので、生野菜や果物、海藻類から摂取する必要があるのです。

その他、発酵食品にも豊富に含まれていますので、①納豆の他、味噌、漬物、キムチ、黒酢などは加熱しないで積極的に食べて欲しい食材です。

 

消化酵素を多く含む、生野菜、果物、発酵食品などは、お腹が空いた状態で食べた方が効果が発揮されるので、食事で食べる場合はできるだけ他の料理よりも先に食べることを心掛けて下さい。

また果物は、デザートとして食べることが多いと思いますが、消化酵素として発揮するためには、デザートより、朝食やお腹が空いた時に間食として食べると良いと思います。

 

注意点としては、

 

  *なるべく新鮮なものを食べる

 

  *常温で食べる:身体を冷やさない為

 

  *食べ過ぎない(毎日みかんなら1個くらい)

 

を心がけてください。

 

何度もお伝えしていますが、体に良いからといってそれだけ食べるのではなく、バランスよく色々な食材を摂取するようにしてください。

そして、その生活を続けることが大事です。

 

無理なく、無駄なく健康生活を始めましょう!

 

 

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