2017年02月03日

*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・脂が少ないお肉~

こんにちは。院長の井上です。

 

今日は、節分ですね。ここ数年で「恵方を向きながら恵方巻を食べる」という行事もすっかり定着したようですが、くれぐれものどに詰まらせたりしないよう気を付けてくださいね。

ちなみに、今年の恵方は「北北西やや北」だそうです。昔から、恵方の方向に向かって事を行えば「万事に吉」とされていますが、この恵方の決め方は「十干(じっかん)」によって決まっています。

十干は、私たち鍼灸師となじみの深い、陰陽五行説の「木・火・土・金・水」の五行と陰陽の「(え)・(と)」を対応させたものです。

その結果、今年は「丁酉(ひのととり)」なので十干は「(ひのと)=北北西やや北」となるそうです。

今はネットで自宅の住所を入力すると恵方が簡単にわかるようなので、ちょっと調べてみると面白いですね。

 

 

さて、前回は、納豆を摂るメリットと食べ方についてお伝えしましたが、今回はお肉についてです。

積極的に食べて欲しいたんぱく質、脂が少ないお肉(牛ヒレ肉・牛もも肉・豚ヒレ肉・豚もも肉・鶏ささみ肉など)の効果についてです。1f06ee301bd8d446a0624ab5968de8fb_s

これらは良質なタンパク質ですが、良質なタンパク質は、筋肉や臓器の構成成分として重要です。また様々なホルモンの原料にもなっています。

 

さらに、タンパク質は血の源です。貧血の方、冷え性の方、妊活の方には積極的に食べて欲しい食材です。

とくに赤身肉(牛ヒレ肉・牛もも肉・豚ヒレ肉・豚もも肉)には良質なタンパク質の他、鉄分・Lカルニチン(脂肪燃焼細胞)などが豊富に含まれ、さらに低カロリーです。

 

数多くのタンパク質の中でも、血の素には赤身肉1番有効と言われています。

冷え性の方や妊活中の方体内の血を増やす必要がありますので、積極的に食べて欲しい食材なのです。

牛ヒレ肉や牛もも肉には、亜鉛ビタミンB群なども多く含まれているので、基礎代謝を上げて冷え症を改善したり、貧血の改善に役立ちます。

 

豚ヒレ肉や豚もも肉には、牛肉よりも断然ビタミンB1を多く含む為、疲労回復の効果があります。71592b2f4cfb33af31ebd021eba81246_s

赤身肉が好きじゃない方は、鶏のささみ肉鶏の胸肉も筋肉や血の素になる良質なタンパク質です。お肉嫌いの方にも食べやすい食材だと思います。

ただし鶏の胸肉の皮は取り除き食べないこと!皮に付いている黄色い脂肪も取り除いて下さいね。

 

脂の乗った牛肉や豚肉(サーロインステーキ・カルビ・ロースなど)や鶏肉の皮(脂肪)は柔らかくて美味しいですが、脂身は血の素にはなりづらく、高カロリーです。

さらに脂身の多い肉は、消化に時間がかかり、体内を温めるエネルギーを消化の為に大量消耗してしまうので、冷え性や妊活中の方にはあまり向きません。

良質なタンパク質が血や筋肉の素になるには、ビタミン類ミネラル必須ですので、お肉だけで食べるのではなく、野菜やきのこ類、海藻類などと一緒に食べましょう。

 

お勧めの料理法は、根野菜やきのこ類と蒸し料理にしたり、茹でたお肉を生野菜や海藻とともにサラダにするなど油を使わずに調理したり、焼く場合でも少量のオリーブオイルでじっくり調理すると、胃に優しい料理になります。

 

そして、脂が少ないお肉は少し硬めなので、ゆっくりよく噛んで食べましょう!

 

次回は、「お魚」についてお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古来から受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

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