2017年02月10日

*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・お魚~

こんにちは。院長の井上です。

 

昨日は、関東でも雪が降る冷え込みでしたね。思ったより降っていたので驚きました。

今日も雪は降っていませんが、風邪も強く冷え込んでいるので体調を崩さないように注意しましょう。

 

さて、前回は、脂が少ないお肉についてお伝えしましたが、今回はお魚についてです。

妊活には、妊活していない人以上に、良質なたんぱく質を常に食べることが重要であることはお伝えしてきました。

 

中でも前回お伝えした、お肉(動物性のたんぱく質)は、植物性のたんぱく質に比べ、少量でも筋肉ホルモンの原料となるのでとても重要です。

 

でもお肉がどうしても好きではないという方もいると思います。好きじゃないものを継続して定期的に食べることは苦痛ですし、嫌々食べても栄養は身に付きません

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そういう方には魚介類をお勧めします。魚介類、中でもお魚は海の中を回遊しますので筋肉が豊富で、動物性のたんぱく質としてとても優れています。さらに魚介類には妊活に重要な亜鉛カルシウムDHA、EPAなどの良質な必須脂肪酸が豊富です。これらの栄養素については次回お伝えします。

 

ただ、妊活中の方にはお魚の種類や過剰摂取について知っておかなければいけないことがあるのでお伝えします。

良質なたんぱく質が豊富な大型の魚には、食物連鎖によって自然界に存在する水銀が取り込まれています。妊活中や妊娠中に、魚を極端にたくさん食べるなど偏った食べ方をすると、この水銀が取り込まれ、胎児に影響を与える可能性があることが懸念されています。

厚生労働省からも「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意」が出されました。

 

参照して下さい→http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/

 

もちろん、妊婦以外でも注意は必要ですが、食事と一緒に摂取された水銀は代謝され排出される為、平均的な食生活をしている限り健康への影響は心配ありません。

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しかし、胎児には母体から取り込まれた水銀を排出することができない為に、注意喚起されているのです。

しかし、魚すべてに注意が必要なわけではなく、食物連鎖の上位にいる大型の魚が主に挙げられています。スーパーやお魚屋さんでよく見かける魚として、鮭、キンキ、マカジキ、メカジキ、ミナミマグロ、クロムツ、キンメダイ、クロマグロ、メバチマグロなどです。

神経質になり過ぎるのはよくありませんが、心配な方は、切り身になっている魚でなく小型の魚あじ、さば、いわし、かつお、さんま、鯛、鱈など)を食べるようにして下さい。

 

次回は、魚介類のたんぱく質以外の栄養についてお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

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