2017年02月17日

*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・魚介類①~

こんにちは。院長の井上です。

今日は、暖かくいいお天気ですが風が強いですね。

午前中に少し外出したのですが、あまりの風に自転車を漕いでもなかなか前に進んでくれませんでした(泣)

 

さて、前回は、お魚の注意点についてお伝えしましたが、今回は魚介類のたんぱく質以外の栄養についてです。

魚介類は動物性のたんぱく質が豊富な上に、妊活に重要な亜鉛カルシウムDHA・EPAなどの良質な必須脂肪酸が豊富です。これらの栄養素についてお伝えします。

(DHA・EPAについては魚介類②でお伝えします)

 

まずは、亜鉛についてです。亜鉛には、女性ホルモンを促す作用があるといわれており、女性ホルモンには、卵胞を育てたり、排卵を促したり、内膜を厚くするなどの作用があります。

 

さらに亜鉛は、男性にも重要な栄養素で、精子の数を増やす効果運動率を上げる効果、遺伝子異常の割合を少なくする働き70ad4791ddc5ce3f0564d657eed6b10b_sなどがあります。女性ホルモンの数値に異常がある方や、精子に問題がある方は積極的に摂りたい栄養素になります。

 

亜鉛の含有量が多い魚介類の代表は牡蠣です。

 

旬の牡蠣は生でも美味しいのですが、妊娠中や授乳中はもちろん、妊活中は特に、ノロウイルスを代表とした、急性胃腸炎を避けたいので、加熱して食べることをお勧めします。

 

次に、カルシウムについてです。知っての通りカルシウムには、骨や歯を形成する重要な栄養素です。その他、ホルモンの分泌を調整する、鉄分の代謝をサポートする働きの他、筋肉の動きや神経伝達にも関わり、これらを正常に保つ役割があります。2291504c4ffdc4187980be7fec847fe5_s

 

さらに、精神の安定をはかり、イライラを軽減する効果もあります。妊活中は、高温期または月経が始まる度に精神不安定になりますので、カルシウムを充分に摂って精神安定を心がけましょう!カルシウムは、妊娠すれば赤ちゃんの骨を形成するため重要な栄養素です。妊活中から特に意識して摂取しましょう!

 

カルシウムの含有量が多い魚介類は、干しエビイワシの丸干し煮干し(カタクチイワシ)などです。

その他、乳製品や小松菜などもカルシウム含有量が豊富です。

 

次回は、魚介類②(DHA、EPAなどの必須脂肪酸)についてお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

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