2017年03月17日

*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・鉄分~

こんにちは。院長の井上です。

 

昼間はだいぶ暖かくなってきましたが、朝晩は冷え込むことも多いので、体調を崩さないようにまだまだ油断できませんね。

来週20日(月)には、「妊活サポートプロジェクトWill」第1回目の講座がスタートします。

今回は、妊活に役立つアロマセラピー講座で、アロマスプレーやバスソルトなどを作ります。

妊活に素敵な香りをプラスして、もっと妊活を楽しみたい方は是非お越しください!!

 

 

さて、前回は、葉酸ついてお伝えしましたが、今回は鉄分についてです。

 

もともと女性は男性に比べると貧血になりやすい体質です。それは月経による出血があるから。さらに若い女性の特徴として、ダイエット目的の食事制限日々の食生活の偏り(食事の好き嫌い)朝食をとらない睡眠不足が慢性化していることなどが大きな原因と考えられます。

 

これらの原因となる生活習慣は現在進行形でなくても、どのくらい上記の生活が長かったかによりますが、生活習慣を改めた後何年も身体に様々な悪い影響を残します。

 

妊娠すると赤ちゃんに栄養素をあげる過程で、どうしても鉄分が不足してしまうことになります。さらに妊娠中は赤ちゃんに血液から酸素や栄養を送っているので、赤血球の製造が追いつかず、血が薄まった状態になり、貧血になりやすいと言われています。

貧血症状は、20代後半から40代くらいまでの女性に多いのですが、不妊治療を受けている方の多くは鉄分が不足しているというデータもあります。

 

鉄分は妊娠中も出産後も欠かせない栄養素となるので、妊活中から不足しないように積極的に摂取しましょう!

鉄欠乏症のリスクですが、鉄分不足になると貧血症状(めまい立ちくらみ、疲れやすいなど)になってしまうだけでなく、肌荒れ、シミ、ニキビ、口内炎、抜け毛などが起こりやすくなります。

 

妊活中に鉄欠乏のまま妊娠し出産に至ると、上記の症状が際立ち、とくに抜け毛と肌荒れに悩むことになります。

 

そしてママだけでなく赤ちゃんも栄養不足になってしまいます。妊娠中に鉄分不足になると赤ちゃんに栄養が届かず、低体重未熟児で生まれてしまう可能性もあるのです。

 

妊活中に大事なことは、必要な栄養素をしっかりと摂取して、赤ちゃんが生活しやすい環境(ママになるカラダ)をしっかりと整えておくことです。

 

そのためには鉄分も含め葉酸やカルシウム亜鉛などをバランスよく摂り入れて、それぞれが不足しないように心がけましょう!

 

鉄分は、 レバー、赤身の肉、貝、魚、大豆、野菜、海藻等に多く含まれます。80028b0ccef4cb47dd3a2dc55be696dd_s

 

但し、含まれている鉄の吸収率は動物性(ヘム鉄)食品のほうが高く、植物性(非ヘム鉄)食品の5倍を超えます。

 

次回は、ミトコンドリアについてお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

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