2017年06月16日

*妊活の為の食事療法 ~避けたい食材:アルコール②~

こんにちは。院長の井上です。

 

前回は、アルコールについてお伝えしましたが、今回もアルコールについての続きをお伝えします。

 

アルコールを飲むと、具体的にどのようなことが体内で起こるのかというと、

 

まず1つめ、「飲酒によりアセドアルデヒドが発生する」

 

2つめ、「飲酒により活性酸素が発生する」

 

飲み過ぎてしまった、次の日の朝から二日酔いになった経験はありますか?

 

二日酔いの原因の一つが、「アセトアルデヒド」という有害物質です。

 

このアセトアルデヒドは、アルコールに含まれているエタノールが代謝される際に発生しますが、人体にとって有害物質なので、頭痛や吐き気など気分が悪くなってしまうのです。

 

大人でも有害な物質なので、胎児にとってはかなり悪影響が出てしまう可能性があります。

 

アセトアルデヒドは、赤ちゃんの遺伝子情報を壊してしまう恐れがあると言われています。しかも、妊娠初期の頃が最も影響を受けやすいといわれていますので、妊活中に赤ちゃんができたことに気がつかずに飲酒をしてしまい、知らないうちに赤ちゃんに悪影響を与えてしまうということにもなりかねません。

 

このようなことを避けるためにも、妊活中に二日酔いになるような飲み方は絶対に避けて下さいね。370143

 

次に活性酸素についてですが、活性酸素は卵子の質を低下させると言われています。飲酒によって活性酸素が増えるのは、体内に入ったアルコールが分解される過程で、活性酸素を発生させてしまうためです。

 

活性酸素が体内に増えすぎてしまうと、細胞レベルで「酸化」が起こります。これは鉄がさびることや、りんごの皮をむいてすぐに赤くなることと同じです。体内で酸化が起こると、癌のリスクが高まったり、老化現象が早まったりします。

 

妊活中に活性酸素が増えると卵子が老化します。老化した卵子は質が悪いので、妊娠に至らない卵子または流産しやすい卵子ということになります。

 

活性酸素をなるべく発生させないように気をつけることが重要なのですが、まずは、禁酒することが1番手っ取り早い方法です。

 

ただし、人によってはお酒を断つことでのストレスによって活性酸素が大量に発生する場合があります

 

なので、リセットしたら(生理が来てしまったら)飲酒できる!と決めておくのはどうでしょうか?リセットした時の落ち込みを友人やご主人と楽しく過ごす手段として、アルコールを飲むのであれば、新たな気持ちに切り替えられるのではないかと思います。

 

さらにもし、ワインがお好きでしたら、リセット時のアルコールは赤ワインをお勧めします。赤ワインには、ポリフェノールが多量に含まれており、ポリフェノールには活性酸素を退治してくれる効果の「抗酸化作用」があります

 

飲み過ぎなければ、赤ワインは妊活に良い影響をもたらすという研究結果もあります。

 

お酒がどうしても飲みたい時や、リセット時には、赤ワインがお勧めです。

 

次回は、塩分が濃い食べ物(酒の肴など)をお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古くから受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

 

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