妊活ブログ | 流山市南流山で不妊治療、不妊症解消に特化した鍼灸院│美潤MIU
2017年10月27日

夏から始める「素肌美人」~秋冬のスキンケア~最終回

こんにちは。スタッフの西です。

 

夏から始める「素肌美人」も今回で最終回です。

次回からは、スタッフ芦刈(あしかり)にバトンタッチさせていただきます。
さて、最終回は「秋・冬のスキンケア」についてお伝えします。1d9456c316fd0816863ab13bbed6a24e_s

紫外線が多い夏が終わり、乾燥が始まる秋へと季節はシフトしてきましたね。
とはいえ、台風の影響で微妙なお天気がつづいてはいますが。。。
秋冬のスキンケアで気になるところをピックアップしてみました。

 

 

【秋に起こりがちなトラブルと対策】

 

夏に受けた紫外線の影響や急な温度変化などによる体調不良によって肌トラブルが増えます。とくに体の疲れとともにシミやくすみが気になったりもします。

 

ここで大事なのは、角質ケア血行促進対策を行ない、肌のターンオーバーを乱さないこと。

 

おいしいものがたくさん出回る季節なので、ついついたくさん食べてしまいがちですが、暴飲暴食睡眠不足は美肌の天敵です!!

 

冬の到来前に肌のバリア機能を高めるための保湿も重要です。

 

 

 

【冬に起こりがちなトラブルと対策】

 

冬はなんといっても乾燥対策が必要です。エアコンをつけた部屋では加湿器などを利用して湿度をコントロールしてください。肌にとって理想的な湿度とは60%から65%といわれていますが、冬になると、50%前後にまで下がります。

 

もし、部屋のなかでも肌がつっぱる感じがあったりすれば、それは肌の水分が奪われている証拠です。こまめに水分を補い、クリームなどで蒸発を防ぐよう保護をしてあげてください。

 

放っておくと乾燥が原因でシワや肌荒れのトラブルが起こるだけでなく、皮脂バランスを崩し吹き出物などのトラブルにもつながります。

 

近年は年間を通して空調が管理されているオフィスや商業施設などが多いため、どちらかというと一年中ドライスキン気味の方が多いようです。

 

 

お肌の乾燥を内側から防ぐという意味では、鍼灸治療もおススメですよ!

 

本格的な冬を迎え、お肌の乾燥が進む前に鍼灸治療で体質改善しませんか?

 

そして、適切なメイク落としやスキンケアを続けてくださいね。

 

今までお読みいただきありがとうございました。
つたないブログでしたが、少しでも、素肌美人を目指す皆様の糧になれていたら幸いです。
次回からは、美潤スタッフの芦刈(あしかり)がブログを担当いたします
よろしくお願いいたします。

 

 

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2017年10月19日

夏から始める「素肌美人」~合成界面活性剤の恐怖~

こんにちは。スタッフの西です。

 

今日は、少し怖い話をかきます。

 

前回、どんな石けんにも含まれている界面活性剤が皮脂や汚れを落としてくれるということをお話ししましたが、その中でも合成界面活性剤と呼ばれるもののお話をしていきます。

 

 

【合成界面活性剤とは】

 

主に、科学的に合成された界面活性剤のことを指します。

 

特に、「ラウリル硫酸Na」という成分は、硬水でも泡立ちが良く、ヨーロッパでは体を洗うにも顔を洗うにもこの成分が含まれている石けんが使われていました。しかし、肌への刺激が強く、毒性があることも指摘され、さらに肌深くまで浸透してしまうことから多くの肌トラブルを引き起こしました。

 

そこで、改良されたのが「ラウレス硫酸Na」という成分です。これは、刺激や毒性には変わりありませんが、肌深くまで浸透しない構造に作り替えられたものです。それによって、肌トラブルは減少し、今でも世界中のシャンプーの代表的な洗浄成分となっています。

 

 

 

【合成界面活性剤の種類】

 

合成界面活性剤には、たくさんの種類があります。

 

その中でも、特に悪いとされているのが、『石油系』なんです。この石油系の界面活性剤には次のようなものがあります。

*すべてが悪いわけではなく「一部」が悪いです。

 

・スルホン酸ナトリウム

 

 ・キシレンスルホン酸アンモニウム

 

 ・パレス―3硫酸ナトリウム

 

 ・パレス―3硫酸アンモニウム

 

 ・ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム)

 

 ・ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩)

 

 ・ラウリル硫酸アンモニウム

 

 ・ラウレス硫酸アンモニウム

 

 

この成分には、2つの規則があります。

 

 

1.化合物が

 

・スルホン酸

 

・〇〇硫酸    のもの。

 

 

2.次の成分と化合

 

・Na(水酸化ナトリウム)

 

・アンモニウム

 

 
【怖い影響】

 

 

・羊水からシャンプーのにおい?

 

合成界面活性剤の科学物質は皮膚を通して、卵子に影響するといわれています。お風呂

 

特に、上記に書かれているような合成界面活性剤は、市販されているジャンプ―やヘアケア製品などに含まれていることが多いため、気づかずに使用していると化学成分が子宮に溜まり、『成長の遅れ』『骨の形成が遅れる』ということが言われています。

 

 

・合成界面活性剤の有害成分は受精卵を溶かしてしまう?!

 

 

様々な研究機関や、学者の先生などが研究をしていますが、2012年に発表されたNPO法人民間稲作研究所 2012年度有機農業市民講座の中には、先進国に不妊症が多いのは合成洗剤のせいではないか?』という研究が書かれています。

 

実際、ネズミを使った実験では、受精卵だけが流れる』といった現象が起きたことから、お母さんが妊娠に気づかないうちに流れてしまうのではないか』とありました。

 

 

・胎児期に有害物質の影響を一番受ける

受精卵の初期は、いろいろな化学物質に対して防御する機能は備わっていないそうです。その全く無防備な受精卵に、有害物質は入り込み、胎児はその中で成長していきます。

 

良くも悪くも、母親が取り込んだ成分はすべて吸収してしまうのです

 

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今までこのブログでは、美容について書いてきましたが、合成界面活性剤の影響は美容のみならず『不妊』『妊活』にも直結した影響をもたらしています。

 

石油系の化学物質を知らずに使い続けると、将来の自分の子供にも影響があると思ったら非常に怖いですね。

 

特に、シャンプーやヘアケア製品に多いこれらの物質、賢く見極めて体への影響がいいものを選びたいですね。

 

皆さんもぜひ、注意して日ごろ使っている日用品の『成分チェック』してみてくださいね。

 

次回からは、そろそろ季節的にもタイトルに無理があるので、「秋冬の美容について」にタイトル変更してお伝えします!

 

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2017年10月13日

夏から始める「素肌美人」~石けんの洗浄力について~

こんにちは。
スタッフの西です。

 

今日はタイトルに反して、すっかり寒くなってきましたが、

 

今回のブログは、「石けんの洗浄力」についてお伝えします。
洗顔後のつっぱり感や乾燥など、洗浄力が強すぎるのでは?と感じることがありますね。

 

よく、「洗浄力の弱い石けん」がいいとか言われたりしますが、実際にはどのように確認していけばいいのか考えてみましょう。

 

まず、洗浄力といえば「界面活性剤」ですが、界面活性剤=悪いものと思っていませんか?

 

実は、この認識は間違いです。

 

全ての「界面活性剤」が悪い影響を及ぼすわけではなく、「界面活性剤」がなければ顔も体も洗うことができないのです。

 

「無添加せっけんには界面活性剤は入っていない」と思っている方も多いですが、無添加せっけんも「界面活性剤」を使っているのです。

 

 

◆「界面活性剤」とは?

 

そもそも、界面活性剤は、水と油という本来溶け合わないものの間を取り持ち、溶けたような状態を作り出すものです。その作用により、油分を含んだ汚れを落としたり、乳液やクリームなどでは水と油を混ぜ合わせたりしているのです。

 

ただし、界面活性剤は非常に多く何千種類も存在すると言われ、その一部が肌に悪影響を及ぼすのはたしかです。

 

特に洗顔石鹸の場合、界面活性剤の影響で本来肌に必要な皮脂まで根こそぎ取り除かれてしまい、肌を守っているバリア機能が破壊されてしまうことも…。

 
さらに一部の界面活性剤にはタンパク質を変性させる作用があるため、乾燥を招いたりシミや皮膚障害を起こしたりする恐れも報告されています。

 

 

◆「界面活性剤」の種類って?

 

界面活性剤には人工的に合体させてつくられる合成界面活性剤と、牛脂などの動物成分やヤシ油などの植物成分といった天然由来の自然素材で作られる天然界面活性剤があり、洗顔石鹸も天然の界面活性剤を使用した洗顔料に含まれます。

天然界面活性剤のほうが肌に安心なのは一目瞭然ですよね。

 

 
◆肌のツッパリの原因は洗浄力?

 

冒頭にも述べましたが、「洗顔後のツッパリ」は洗浄力が原因かといわれると、すべての原因が洗浄力にあるとは言い切れません。

 

もともと、人間の肌は弱酸性なので、肌が石けんによって弱アルカリに傾くことでツッパリを感じるということも考えられるのです。

 

ただし、健康な肌の場合、30分程度で自ら弱酸性に戻るといわれていて、これを「アルカリ中和能」といいます。

 

肌に何らかのトラブルを抱えている人は、アルカリ中和能」にもう少し時間がかかることもありますが、いつまでもツッパリ感が残る場合は、本当に洗浄力が強すぎるのかもしれません。

 

 
◆洗浄力が強すぎると起こる肌トラブル

 

一番多いのは、大人ニキビ」ではないでしょうか。

 

ニキビになる原因は皮脂がきちんと毛穴から排出されない“毛穴詰まり”で、皮脂が過剰分泌される要因ホルモンバランスの乱れやアンバランスな食生活など様々です。

この余分な皮脂を落とすため、あるいは皮脂を溜め込まないようにするための方法として、美容系情報サイトを見てみると「ニキビの方はしっかりと汚れを落とす洗浄力の高いものを。」という意見と、「強い洗浄力が皮脂をごっそり落として肌が乾燥してニキビの原因になる。」と、相反する意見が見てとれます。

一体どうすればニキビ予防法として良いのか悩ましいところですが、肌トラブルのポイントは

 

 

1.皮脂の取りすぎは、皮脂の過剰分泌を促す

 

2.皮脂の取りすぎは、表皮の潤い(水分)を奪う

 

です。

 

上記2つはどちらも肌の乾燥につながるものであり、洗浄力の強い洗顔料で洗顔し過ぎると肌の水分・油分のバランスが保てなくなってニキビの発生率が高くなると考えます。

もちろん、毛穴詰まりを防ぐために日頃から肌を清潔に保っておくこともニキビ対策のひとつと言えるでしょう。

しっかり汚れは落とすのに潤いは落とし過ぎない…この微妙なさじ加減が難しいと感じるかもしれませんが、自分の肌状態に合わせて洗顔石鹸を選んでいくことがニキビをはじめ肌トラブルを防ぐカギになることは間違いありません。

 

 
◆泡立ちの悪い石けんは洗浄力が弱い?

 

 

泡立ちと洗浄力には直接関係が無いという意見もありますが、界面活性剤の働きの一つに“起泡”という作用があり、これは液体と気体の間の界面で起きる現象です。

 

 

もともと泡には汚れを吸着する働きがあり、しかも石鹸を泡立てることによって肌に触れる面積(=汚れを落とす面積)は広がるのです。

 

 
さらに洗顔石鹸の場合、濃密な泡を使って洗顔するほうが直接手で肌を擦り上げる負担も軽減されるため一石二鳥。

 

 
泡立ち具合が洗浄力の目安になること、そして肌への優しさを考えても、しっかり泡立ちする洗顔石鹸のほうが良いのです。

 

 

 
◆肌質で選ぶ洗浄力

 

【ラウリン酸】

 

ラウリン酸は脂肪酸の1種で、ココナッツオイルやアーモンドオイルなどに多く含まれているもの。

メリット:何といっても起泡性が大きいため濃密な弾力泡がつくれる

そのため、洗浄力が高い石鹸となり、水でもさっと溶けやすいためゴシゴシ肌を擦らずに洗顔できるでしょう。

デメリット:多少皮膚刺激を感じる場合があり、洗浄力の高さゆえに肌が乾燥しやすくなること。

ただ、健やかな肌の状態であれば先にご紹介した「アルカリ中和能」ですぐに乾燥がおさまるはずで、石鹸成分としては安定性がある成分と言えます。

 

 

【ステアリン酸】

 

パーム油や牛脂に多く含まれる脂肪酸。

 

 

メリット:皮脂を構成するスクワレンを洗い落とすのが得意なこと。コレステロールを洗い流し過ぎないことも挙げられます。

(コレステロールは細胞間脂質の主成分であり、細胞間脂質が正常に整っていれば肌に必要な水分が逃げないように保たれるため、

過剰に洗い流さないステアリン酸なら肌の保湿を損なわない洗顔ができるでしょう。)

デメリット:泡立ちにくく、ラウリン酸に比べて洗浄力が低くなる可能性がありますが、専用の泡立てネットを使用するなど洗顔の際に工夫で対応できます。

過剰な皮脂分泌をきれいに洗い流し、肌の水分バランスを整えてくれるので脂性肌やニキビ肌におすすめの洗浄剤と言えるでしょう。
(ステアリン酸の代わりに、同じ性質のパルミチン酸を選ぶのも良いでしょう。)

 
【オレイン酸】

 

オリーブオイルや米ぬか、深海鮫に多く含まれているのがオレイン酸です。

特徴としては皮脂の成分であるスクワレンを落とし過ぎないため、肌に本来必要な皮脂を大切にできる。

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ただし、コレステロールを落としやすい成分のため、洗顔の回数を重ねると肌の水分が保てなくなる場合があるので注意が必要です。

基本的には乾燥肌におすすめですが、洗顔後に物足りないからと言って何度も洗うと皮脂の過剰分泌からますます乾燥を招くことになるので、オレイン酸の特徴をよく理解して使用しましょう。

 
*****************************************

 

私が自分で作る手作り石けんは、こういった成分を念頭に作られています。

 

使う人の肌質や体調によって、「洗浄力」や「アルカリ中和能」が与える影響が違うので一概にこれがいいとは言い切れません。

 

ですが、市販の石けんを購入する際もこういったことを知っていて尚且つ、自分の肌に合うか考えて使うということが美肌のための第一歩と考えます。

 

毎日使うものだからこそ、「高いもの=品質がいい」ではなく「自分の肌に合う=いいもの」として賢く選びたいですね。

 

 

次回は、「合成界面活性剤って?」をお伝えします。

 

 

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2017年09月30日

夏から始める「素肌美人」~市販の石けんと手作り石けんの違い~

こんにちは。スタッフの西です。

 

これまで、このブログでは、「素肌美人」を目指し、主にメイク落としについて学んできました。

 

今回は、メイク落としや洗顔などで使用する「石けん」に焦点を当ててみます。

 

手作り石けんを使用したことがある方は、初めて使用した時を思い出してください。baf0269e4d922d604b86bd4f25894db1_s

 

市販の石けんとどんな違いがありましたか?

 

 

よく言われるのが、

 

・洗顔後のツッパリ感がない

 

・化粧のノリが変わった

 

・肌がつるつる・スベスベになる

 

・保湿を気にしなくても良くなった

 

などです。

 

 

では、なぜ手作り石けんだと洗顔後こんなに使用感に差がでるのでしょうか?

 

 

その主なポイントは、

 

1.原料の違い

 

2.作り方の違い

 

3.添加物の違い

 

です。

 
【1.原料の違い】

 

市販の石けんの原材料は、主に「牛脂とココナッツ油」です。これは、アメリカから工業用の牛脂を安く買えることが大きな理由といわれています。

 

しかし、牛脂だけではうまく泡立ちません。そこで、泡立ちをよくするためにココナッツ油が15%~25%程度配合されています。

 

一方、手作り石けんでは、オリーブオイル・スイートアーモンドオイル・マカダミアナッツオイル・パームオイル・米油・アボカドオイルなどの食用油か、つばき油・ホホバオイル・シアバターなど化粧品に使うような高級油脂を使用します。石けんの出来は使う油の性質によるといわれていますので、贅沢な油脂を使って作った石けんが肌に優しいのもうなづけます。

 

 

【2.作り方の違い】

 

油脂は、保湿剤であるグリセリンに3つの脂肪酸が結合してできています。ここに苛性ソーダ(NaOH)を加えてかき混ぜると、油脂は脂肪酸とグリセリンに分かれますが、この時の脂肪酸(ナトリウム塩)の部分が純石けんと呼ばれるものになります。
さて、工業的に作られる市販の石けんは、主に、「中和法」や「けん化法」で作られています。

 

 

中和法」は、あらかじめ油脂を「脂肪酸」と「グリセリン」に分けて置き、「脂肪酸」だけをアルカリと反応させて作ります。この方法だと、4時間程度で石けんを作ることができるため、大量に製造される大手メーカーの石けんたちのほとんどがこの方法で作られています。

 

 

一方、「けん化法」は、原料の油脂とアルカリをけん化釜で焚いて作ります。高温でけん化させた後、食塩を加えてグリセリンや不純物を除く(塩析する)ことで、純度の高い石けんを作ることができます。しかし、この「けん化法」だと、石けんができるまでに4~5日かかり、技術も必要なため、今ではこの方法を用いることは少なくなってきましたが、高品質を売りにしている無添加せっけんはこの「けん化法」で作られたものが多いといわれています。

 
手作り石けんでは、最も手間のかかる方法で作ります。まず、40℃前後の低い温度で、油を痛めないようにしてけん化を行い、さらに1か月かけて熟成させるという方法です。この方法は、熱を加えないので一般的に「コールドプロセス法」と呼ばれており、原料油脂の性質を最も生かした石けんが作れます。また、塩析を行わないため、油脂に含まれているグリセリンの成分がそっくり石けんに閉じ込められています。さらに、原料油脂に含まれる、スクワラン・ステロール・ビタミンA・B・Eなど、肌に良いとされる成分も石けんの中に残ったままになります。

 
だから、手作り石けんを使用した後は、いつもより肌がすべすべしたり、ツッパリ感がなかったりするんです!
しかも、肌に良い成分も石けんに残っているため、使えば使うほどお肌に栄養を与えることになります!!

 

 

【3.添加物の違い】

 

最後のポイントです。

 

市販の石けんには、酸化防止剤・金属封鎖剤・着色料・香料などが含まれているものが多くあります。作られて、消費者が購入・使用するまでに時間がかかるため、その間に変色したり酸化して悪臭がしたりすることを防ぐため、どうしても酸化防止剤などを使用する必要があります。なかには、商品価値を高めるためだけに香料や着色料を使用するものもあります。

 

 

しかし、これらの添加物で敏感肌の人などは、アレルギーを起こしてしまうこともありますので可能であれば避けたいところです。

手作り石けんでは、保存料・色素・香料も無添加で作ることができます。石けんの性質も、酸化しにくい油脂を選んだり、古くなる前に使い切るなどすることで、酸化防止剤を使わなくても管理可能です。保湿力の高い油や蜂蜜・洗浄力を高めるスクラブやクレイ、肌荒れを防ぐハーブ類などを自分好みに混ぜ込めるのも手作り石けんの醍醐味です。P1020497

 

 

比べてみると、市販の石けんと手作り石けんでは大きな違いがありますね。

 

 

ちなみに、市販の石けんの中でも高級化粧石けんには、高級油脂を加えて、洗浄後、皮膚に潤滑膜を残すようにしたものもあります。(つっぱらない石けん)が、手作り石けんでは、けん化率を85%~95%におさえて作るのが普通ですので、原料油脂の5%~15%がそのまま石けんの中に残っています。つまり、この油脂が洗浄後も皮膚に残っているので、手作り石けんを使うとスキンケア用のオイルを塗ったようなスベスベの洗いあがりになります。

 

わざわざ数千円もするような高級石鹸を使わなくても同じような効果が手作り石けんでは得られることになります。

 

 

しかも、純石けんに比べて洗浄力が弱いのでその分皮脂を取りすぎない肌に優しい石けんといえます。
なので、敏感肌の人やアトピーをお持ちの方などは手作り石けんの使用をおススメします。

 

実は私も、アトピー肌なので、市販の石けんだと洗っている段階でかゆみがでたり、ツッパリ感があったりで苦労しました。最終的には、「自分で石けんを作ればいい」ということに気が付き、作り始めました。

 

 

ちなみに、私が今使用しているオイルは、オリーブオイルをベースに、パームオイル・米油・パーム核オイルなどを配合し、そこにココナッツオイルやホホバオイルを混ぜる感じにしています。

 

アボカドオイルやグレープシードオイルなんかも使ったりします。P1020304

 

出来上がるまでに1か月と手間はかかりますが、出来上がるまでのワクワク感が癖になりますよ!

 
ご興味のある方は、いつでもご相談くださいね。

 

 

美肌を作るには、毎日のスキンケアを大切にしたいですが、「シンプル」に行いたいですよね。

 

そういう方にも、肌に優しい手作り石けんはおススメですよ!

 

 

次回は、「石けんの洗浄力について」をお伝えします。

 

 

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2017年09月22日

夏から始める「素肌美人」~朝の洗顔はどこまでするの?~

こんにちは。スタッフの西です。

 

前回は、メイクを落とさないまま寝てしまうとどうなるかという恐怖(?)をお伝えしました。

 

今回は、朝の洗顔にスポットを当てて考えてみましょう!

 

寝る前に、きちんとメイクも落とし、洗顔も保湿もバッチリ!という方、朝起きた時の洗顔はどうですか?

 

冷たい水で洗いますか?温かいお湯ですか?それともぬるま湯?

 

洗顔せっけんは使いますか?使わずに流すだけですか?

 

いろいろな方法で皆さん朝の洗顔も行っていますね。

 

ちなみに私は、夏は冷たい水で、そのほかの季節はぬるま湯だけで洗っています。

 

では、こういった洗い方や方法は正しいのでしょうか???

 
【朝の洗顔のポイント】

 

朝の洗顔のポイントは、洗顔料(石鹸など)が必要か?というところではないでしょうか。
最近、TVなどで「朝の洗顔はぬるま湯で洗い流すだけ」といった方法がよく紹介されていますが、すべての人がこの方法でいいかというと答えは×です。baf0269e4d922d604b86bd4f25894db1_s

 

 自分の肌質に合った方法で行うのが1番です!

 

人間は、誰でも寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれていますね。その汗が皮脂と混ざり合うと、皮脂膜となり肌を覆います。

 

皮脂膜は、肌を外的から守るバリア機能がありますが、年齢とともに皮脂が出にくくなると皮脂膜も少なくなります。

 

乾燥肌や敏感肌、皮脂の分泌が少ない方は、朝の洗顔で皮脂膜を石けんなどで洗い流してしまうと肌へのダメージが大きくなりますので注意が必要です。

 

TVで紹介されているように「ぬるま湯」だけでさあ~っと洗い流して、皮脂膜を少し残すイメージだと洗顔後つっぱらずにすぐにメイクに入れます。

 

寝ている間も、皮脂は分泌され続けていますが、この量が多い方は、朝の洗顔に石けんなど使用したほうが肌荒れなどのダメージを軽減できます。

 

実は、皮脂は、トリグリセライド(約60%)、ワックスエステル(約25%)、スクアレン(約12%)などの成分で構成されています。

 

このうちトリグリセライドの一部は皮膚表面にいる常在菌の働きで分解され、ワックスエステルの一部とともに、皮膚に様々なダメージを与える

 

「変性皮脂」に変化します。

 

この「変性皮脂」は皮膚に様々なダメージを与えますが、主なものは

 

・肌荒れ

 ・吹き出物

 ・毛穴の開き

 ・肌のバリア機能低下

 ・乾燥肌・敏感肌

 

などがあります。

 

「変性皮脂」は、水だけで洗うとすべて落としきれず肌に残ります。そのままメイクをしてしまうと、化粧ノリが悪かったり、毛穴の開きがひどくなったりします。

なので、洗い流す水の温度も注意が必要です。だいたい「ぬるま湯30℃~35℃」ぐらいがいいとされています。それ以上熱いお湯だと、乾燥しやすくなりますので注意してください。
洗顔に使う石けんは、合成界面活性剤不使用のものや洗浄力の弱いものがいいといわれています。

 

朝と夜で洗顔に使う石けんを変える方もいると思いますが、朝は寝ている間の皮脂汚れやほこりなどを落とせればいいので、洗浄力は弱めの方がいいでしょう。
皆さんもぜひ、朝と夜の洗顔を変えて素肌美人目指してくださいね。
次回は、洗顔に使っている人必見の「市販の石けんと手作り石けんの違い」をお伝えします。

 

 

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心身ともにつらい不妊症、鍼灸院「美潤MIU」と一緒に治しませんか?

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