2024年02月27日

卵子の質の良し悪しって知っていますか?

卵子には質の良し悪しがあり、質が良いと妊娠しやすい、質が悪いと妊娠できないと言われています。妊活をされている方なら聞いたことがあるかと思います。

では、質の良し悪しには2つの意味があることをご存じでしょうか?

 

1つ目は染色体異常ではない卵子は質が良い、染色体異常の卵子は質が悪いとなります。

卵子だけでなく精子にも染色体異常があります。

受精した卵子または精子のどちらかに染色体異常があった場合、着床しないまたは着床が維持できずに流産してしまいます。

こちらの質の良し悪しは体外受精で受精卵になっても見た目では染色体異常の卵子なのか正常卵の卵子なのかは確認することができません。

 

2つ目は、わかりやすく言うと、見た目がきれいかきれいじゃないかになります。

もちろん卵子を取り出して確認することはできませんが、体外受精をすると採卵して受精、培養を経て、移植できる受精卵を凍結します。この時のグレードが良い受精卵は質が良い、グレードが悪い受精卵は質が悪いとなります。

グレードが良い受精卵には、フラグメントが少なく、グレードが悪い受精卵にはフラグメントが多いのが特徴です。フラグメントとは核分裂を伴わず、細胞質のみが分裂して生じた断片で、着床の妨げとなることが分かっています。要はグレードの良い受精卵は妊娠しやすく、グレードの悪い受精卵は妊娠率が低くなります。

タイミング法や人工授精ではグレードを確かめられませんが、見えないところでこのグレードが悪く妊娠できていないのかもしれません。

 

妊娠する過程は、卵子と精子が出会い受精することから始まりますが、卵子の質が悪いと受精障害が起こり、妊娠に至りません。

もちろん精子の質も悪ければ受精障害となりますが、1回の射精で1億~3億ある精子が卵子を目指して競争し、選りすぐりの精子のみが卵子と出会うことができるので、卵子ほど質にこだわらなくても妊娠が可能なのです。(もちろん男性も質の良い精子が多い方が妊娠率は高くなります)

女性の場合、月経の1周期で基本1個しか排卵しないので、1年10回~13回しか妊娠できるチャンスはありません。そのチャンスを確実につかむには卵子の質(上記2つの意味ともに)を良くすることが妊活の第1歩となります。

 

長年妊活していても、タイミング法や人工授精ではグレードを確認できませんが、1年以上妊娠できないのでしたら、卵子の質が悪いのかもしれません。

次回は、卵子の質を良くする方法をお伝えします。

長年妊娠できない方は参考にして下さい。

 

 

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