2017年01月13日

*妊活の為の食事療法 ~栄養学的食事療法・たんぱく質①~

こんにちは。院長の井上です。

 

寒波の影響で寒い日が続いていますが、明日はいよいよセンター試験ですね。

毎年、センター試験の日は大雪が降ったり、寒かったりで受験生の皆さんは大変だと思いますが、一人でも多くの受験生がベストコンディションで実力を発揮できるといいですね!

 

 

さて、前回は、東洋医学的な食事療法をお伝えしましたが、今回は様々な栄養学の観点から、冷え体質改善の為健康で元気な生活を送る為そして妊活の為食事療法をお伝えします。

 

飽食の時代、さらにスーパーやコンビニで調理済みの料理が何でも購入できる時代だからこそ、逆に何を食べたら健康に良いのか何を食べると妊娠する体質になれるのかがわからなくなっている方が多いのではないかと思います。

 

1日3回の食事は、私たちが活動するため、生きていく上で、とても重要なエネルギー源となりますが、妊娠するためには、ただ食べるだけでなく、赤ちゃんをお腹の中で育てられるカラダ作りをしなければなりません。

 

まず、「妊娠したいならたんぱく質を!」といわれるくらい、妊活や冷え体質改善にとても重要なたんぱく質のお話しです。8c76c4354c9d0d0b947dc8f51e5d774c_s

 

たんぱく質は、内臓・骨格・筋肉・皮膚・血・血管や神経など、体内すべてのパーツの材料です。とくに、筋肉はたんぱく質が無ければ作れません。筋肉は熱を作りだしますから、体を温めて血流を良くするためにも必要です。冷えの防止のためにも、卵巣・子宮など、妊娠に必要な色々な器官を温め、機能を高めるためにも必要なのです。

 

さらに、たんぱく質は子宮内膜の材料にもなります。排卵後、子宮内膜が厚く育たたないと、受精卵が着床するためのフカフカのベッドができなくなってしまいます。子宮内膜は、胎児に栄養を供給するためにはとても大切です。胎児のカラダもたんぱく質が材料になりますから、たんぱく質は胎児のためにも重要な役割を担っています。bfeab97e35debed5321f738b6eda1dd2_s

 

さらにさらに、たんぱく質は女性ホルモンの材料にもなっています。

たんぱく質は、コレステロールの材料となり、コレステロールは女性ホルモンの材料になるからです。

たんぱく質が足りなければコレステロールは作られず、そのコレステロールが少なければ、女性ホルモンが作られません。そうなると妊娠しにくいカラダになってしまうだけでなく、月経不順や無排卵を引き起こしてしまいます。

無理なダイエットなどをして月経が止まってしまうのはこの理由からですね。

 

コレステロールが増えすぎれば、動脈硬化などの原因にもなり良くありません。でも、適度なコレステロールは、妊娠するために欠かせないわけです。

 

次回も引き続き「たんぱく質の重要性」についてお伝えします。

 

※このブログでは、子宮や卵巣、ご主人の精子にも原因がないにも関わらず、1年以上赤ちゃんが授からない方に、妊娠しやすいカラダ作りの生活習慣を身に付けていただけるよう、古来から受け継がれている東洋医学の考え方や最新の不妊治療の考え方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
はり灸治療院 美潤
住所:千葉県流山市南流山4‐1‐4
KSビル1階
TEL:04-7199-3734
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆